写真左:コノコトレポーター 岡本さん親子(射水市在住)
写真右:コノコトレポーター 青木さん親子(富山市在住)

トトン(富山市問屋町)


廃棄される家具をアレンジ

青木さんと岡本さん親子が訪れたのは、「富山問屋センター」と呼ばれる場所。今から55年前に建てられた倉庫がずらりと並んでいて、レトロな雰囲気が漂います。その一角に、富山の老舗家具店「米三」が、資源循環をテーマに2022年9月にオープンした施設「トトン」があります。

店長の上野理絵さんは「建物も古くてかっこいいのですが、店内のインテリアも廃棄される家具をアレンジして使っているんですよ」と、施設内のカフェとコワーキングスペース(いろんな人が集まって仕事をする場所)を案内してくれました。

店長の上野さん

「秘密基地みたい」

まず目に飛び込んできたのが、不思議なベッド。マットの部分に植物が植えられています。

植物が植えられたベッド

続いて大きな棚がずらりと並ぶ場所へ。そのうちの一つ、洋服だんすの扉を開けてみると、目の前に違う部屋が現れました。「最近の家にはクローゼットが備えられ、このような棚はあまり使われません。たくさん廃棄されていたので部屋の仕切りとして使ってみたんです」と上野さん。子どもたちは「秘密基地みたい」と大喜びです。

洋服だんすの扉を開けると・・・
パイプ椅子の脚を切ってブランコのようにした椅子

 

ほかにもパイプ椅子の脚を切ってブランコのようにした椅子があったり、古い着物用のたんすがテーブルとして使われていたり。上野さんは「物の使い方は変えていいんだ、ということを提案しています」と話します。

端材でDIY体験

DIYスペースもあり、材料として家具を解体して出た端材などが並んでいます。

椅子やテーブルの脚、カーテンやソファのサンプル生地などさまざま

子どもたちは持ってきたシンプルなコルクボードを、飾り付けることにしました。材料として使ったのは、カーテンやソファのサンプル生地と色とりどりのタイル。グルーガンで貼り付け30分ほどで完成しました。

材料を選んで
グルーガンで貼って
完成!

・秘密基地とブランコの椅子が面白かった。
・かわいいボードができてうれしい。

・端材を生かしてものづくりができるのが楽しかった。
・意外な発見がたくさんあり面白かった。自宅でも家具や端材を工夫して使ってみたい。

トトン
[住所]富山市問屋町1丁目9―7
[営業時間]
ストア 土日祝日、毎月10日の10:30~18:00
DIY 土日祝日、毎月10日の10:30~18:00
カフェ 8:00~20:30
コワーキング 10:30~18:00

DIYスペースは材料を持ち込むことができ、端材も自由に利用できる。
1時間300円、要予約
※作業サポートが必要な場合は半日5000円~