富山ガラス工房(富山市古沢)

同工房はガラスのまちづくりに取り組む富山市で、ガラス造形作家が学び、創作する拠点となっています。ガラス作品の販売や、作品制作体験も行っています。

ガラス端材を再利用

制作体験で利用しているのが、作家が美術品を作る過程で生じるガラス端材です。

作品の制作過程で生じるガラス端材

端材から異物や大きな色ガラス片を除き、熱を加えて再び溶かすと、透明ブルーの美しいガラス「リメルト(再溶融)・ブルー」が出来上がります。

リメルト・ブルーの塊

同工房では、このリメルトブルーを使った「吹きガラス風鈴」の制作体験を行っています。

風鈴を制作する様子

キラキラパーツに変身

他にも、加工し直した小さなパーツは「キラキラ写真立て」や「キラキラガラス万華鏡」に利用。

制作過程で出るガラスのロスを再度溶かして加工し直す
焼き直したキラキラパーツを貼り付けた写真立て

これにより年間2㌧ほど出ていたガラス端材が半減しました。担当者は「制作体験を通して、資源を大切にする取り組みにも関心を持ってもらいたい」と話しています。

富山ガラス工房
[住所]富山市古沢152
[開館時間]9:00~17:00
[休館日]年末年始(12月28日~1月4日)

<吹きガラス体験>
料金:2860円、対象:小学生以上
<キラキラ写真立て>
料金:2000円、対象:4歳以上
<キラキラガラス万華鏡>
料金:2000円、対象:小学生以上
※いずれも予約優先。上記は体験の一部。
https://toyama-garasukobo.jp/experience/