こんにちは!ゆる薬膳担当のAKKO.です☆

2024年最初のテーマは「エゴマ」!
富山市が特産化を目指すエゴマは「畑の魚」と言われるほど優れた栄養価があり、実や油にはアレルギー疾患や生活習慣病の改善が期待できるオメガ3系脂肪酸が豊富に含まれています!

オメガ3系脂肪酸は、人間の体内で作ることができないので、食物から取らなければいけません。厚生労働省では健康維持のために1日あたり1.6~2グラムの摂取が望ましいとしていますが、日本人の平均摂取量は0.4グラムほど。でもエゴマ油なら小さじ1杯で、1日の摂取目安量を取れるんです♪

ただ一つ気を付けていただきたいのは熱に弱いこと。なので、そのままドレッシングや和え物として取り入れましょうね。

エゴマの実や油は、薬膳では「気血の流れを良くし、脾の働きを高める」と言われ、緊張やストレスを受けた胃腸を癒やすのに効果的です。

エゴマの葉は「上がった気をおろし、肺に潤いを与えて咳(せき)や痰(たん)の改善」に役立つと言われています。葉の旬は6月から8月頃なので、今回のレシピでは使っていませんが、もし手に入ったらぜひ使ってみてくださいね。

今回はもうすぐ節分ということで、エゴマをたっぷり使った韓国風海苔巻きのキンパをご紹介します♪子どもたちと一緒に、手巻きにしても楽しいレシピです!

エゴマたっぷり恵方マキンパ

【材料】2本分

(A)
・大豆ミート(牛肉でも可) 100g
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ1
・しょうが(すりおろし) 1/2片
・にんにく(すりおろし) 1/2片
・ごま油 大さじ1

(B)
・温かいご飯 400g
・エゴマ油 大さじ1
・エゴマの実 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・焼のり 2枚

(具材)
野菜のナムル、キムチ、たくあん、しそやエゴマの葉、厚焼き玉子、カニカマなど。今回は、ほうれん草のナムル、赤大根の浅漬け、たくあん、人参のしりしり(人参の細切りを塩で炒めたもの)を使いました。

※仕上げにお好みで、赤唐辛子、白ごま、コチュジャンなど。

【作り方】
① フライパンでエゴマの実を煎る。2、3粒が弾けてパチパチしてきたら火を止め容器に取り出す。


同じフライパンに(A)のごま油を引き、具材を炒め合わせる。

② ご飯にエゴマ油、①のエゴマの実、塩を入れて切るように合わせる。

③ 巻きすにのりを置き、ご飯を手前から3/4程度まで均一に乗せ、真ん中に具材を乗せる。巻いた後、のりがなじむまで10分ほど置いておく。

仕上げに、お好みで赤唐辛子や白ごまなどを散らして完成!

エゴマの葉を使う場合は、細切りにして入れるのがオススメ☆

余りがちなエゴマの実は多めに煎っておいて、ふりかけに混ぜてご飯にかけたり、おかずにトッピングしたりするとプチプチした食感を楽しめ、手軽に栄養を摂ることができます。

2024年も元気に楽しく過ごせるようなレシピをお届けしますので、よろしくお願いいたします♪

◆AKKO.(あっこ)◆


富山やくぜん認定店で、ケータリングとお弁当専門店「AKKO.」代表。調理師、バランスボールインストラクターの資格も持つ。よく遊び、よく寝て、よく食べる店主による、料理とエンターテイメントを掛け合わせたお店作りを目指す。大学生の長男、小学生の双子姉妹、保育園児の次男、4児の母。富山市在住。Instagram