庭先に、街路に、花咲き誇る春。
心弾ませてくれる花を、お皿の上でも楽しみませんか。花をモチーフとしたお菓子や、食用花「エディブルフラワー」を使った料理など、見入ってときめき、食べてハッピーになる“花盛り”のお店、そろえました。(情報は取材時の内容です)

毎日+POPO(プラスポポ)(射水市)

色鮮やかな花屋で健康的なジェラートを

ハーバルジェラートの(手前から時計回りに)「ルイボス&アールグレイ」、「カモミール&オレンジピール」、「スーパーフードのゴジベリー」(各660円)ハーブはどれもほんのりと感じられる程度で、誰でも食べやすい

店の扉を開けると、色鮮やかな花々が目に飛び込んでくる。この花屋はカラフルさにこだわり、県外客からも人気。訪れるだけで元気をもらえそうだ。

「玄米クッキー ポンノンノ」(1枚275円、3枚入り825円もある)エディブルフラワーが砂糖でコーティングされたクッキー。ギフトとして人気

カフェも備え、ハーブをブレンドしたジェラートやハーブティーを楽しめる。ジェラートはミルクベース。リラックス効果が期待できるカモミールや、抗酸化作用があるとされるルイボスやゴジベリーなどを使う。全てにエディブルフラワーが飾られ、かわいらしい。店長の前花靖子さんは「皆さんの毎日に、花で癒やしを、ハーブで健康を、ジェラートで笑顔を提供したい」とほほ笑む。

色鮮やかな花をそろえる店長の前花靖子さん。店は黄色い扉が特徴

Each day(イーチデイ)(富山市)

日常に花を添えるカフェ

「ハニーベリー」(左、758円)、「カフェラテ」(608円)ラテアートを施したカフェラテと華やかなワッフルプレートは、思わず写真を撮りたくなる定番コンビ

子どもの写真やウエディングフォトなどを手掛ける撮影スタジオに、花や雑貨を扱うショップとカフェを併設した「Each day」。写真に収めたくなるような記念日だけでなく、なんでもない日常のひとときに寄り添いたいという思いから生まれた。

スコーンプレートの「抹茶とあんこ」(859円)宇治抹茶を練り込んだほろ苦い生地にホワイトチョコを合わせた。プレーンやチョコナッツのスコーンも人気

カフェでは自家製のワッフルやスコーンをはじめ、シーンに合わせて楽しめる豊富なドリンクメニューを用意。スペシャルティコーヒーを使用したこく深いカフェラテや、カフェインレスのコーヒーなどもそろう。ショップに並んだ生花やドライフラワーを眺めながら味わえば、いつもよりちょっと特別なカフェタイムになりそうだ。

フラワーアレンジメントを作るスタッフの山本あいさん

ハンバーグ&ステーキ自由ELE(ジュエル)(南砺市)

バラが咲き誇る庭と上質な肉を満喫

「シャトーブリアン コンビ」(3,090円)、「サラダセット」(460円)ふっくらと膨らんだフォルムは見るからに肉汁たっぷり。香ばしい肉の香りが食欲を刺激する

テーブルに面した大きな窓の外には、緑いっぱいの庭が広がる。バラやオオヤマレンゲなど季節ごとの花が咲き、小鳥が木の実をついばむ。見とれているうちに時間を忘れ、心が軽やかになる。

「ハンバーグ ダブル」(2,750円)200gのハンバーグが二つ味わえてボリューム満点。一つにはこくのあるチーズがかかっている

そんな空間で味わえるのは、厳選素材で作るハンバーグやステーキ。ハンバーグはA5ランクの氷見牛ととやまポークの合びき肉をぜいたくに使用している。塩こしょう、ナツメグのみというシンプルな下味は自信の表れ。ジューシーで甘みがありながら後味はさっぱりで、心地よい余韻が続く。上質なステーキとともに肉の醍醐味(だいごみ)を堪能したい。

庭や店先には4月下旬ごろからバラが咲き始める

 

 
オーナーの石附誠治さんと妻の沙織さん

撮影:竹田泰子、南部スタジオ