通な人は知っています。コース料理として出す高級路線の焼き鳥店が、富山で続々とオープンしていることを。
焼き鳥といえば、気軽に行きやすい定番のお店も外せません。野菜串に力を入れる店も人気を集めています。
「一本ずつのコース」と「定番」、「野菜串」とジャンルを分けて紹介します。クリスマスのような特別なシーンにも、ふらっと飲みに行くのにも、焼き鳥は合うんです!(情報は取材時の内容です)

焼鳥 とり鶯(おう) (富山市)

シックで高級感ある空間で こだわりの串を

洗練されたカウンター。奥で店主の長永憲明さんが丁寧に焼く
先付3種と鶏スープ、サラダ
もも肉

シックな黒いカウンター。高級感のある照明。一般的な焼き鳥店と違うこの店は、予約制でコースを扱う。焼き台のあるカウンター越しに一本ずつ提供され、ビールや日本酒のほかワイン、シャンパンと合わせて、上質な時間を過ごすことができる。2024年12月にオープンし、人気を集めている。

ささみ
ねぎま
ズッキーニ

鳥取県の「鹿野地鶏」や長野県の「信州黄金シャモ」といった地鶏を、営業日ごとに丸鶏からさばく。火力の高い高知県の土佐備長炭にこだわり、肉汁を閉じ込めて焼き上げる。焼き鳥はもちろん野菜串も驚くほどジューシー。ぜひ集中して一本ずつ味わいたい。

つくねと口休め
手羽
むね肉
オクラ

 

炭匠 大まき(高岡市)

一本一本緻密な工夫 感動するコース

せせり
つくね

カウンター席に一本ずつ届く串は、全て焼きたてで熱々。それぞれが一番おいしいタイミングで提供される。つくねははじけるような弾力がある。砂肝には火が通りやすいよう独特の切れ目が入り、歯応えとやわらかさが共存する。ウズラの卵はなんと半熟。一本一本に緻密な工夫が凝らされている。

厚揚げ
里芋
砂肝

2023年12月にオープン。高級なすし・天ぷら店のような雰囲気だが「堅苦しい店ではない。気楽に楽しんでもらいたい」と店主の大牧亮平さん。目を見開くほど驚いたり感動したりできる、ひと味違う焼き鳥を体験しに行こう。

ウズラの卵
オクラ
手羽
ねぎま
チキンキーマカレー
店内は落ち着いた造り。来店客の中には、店主の 大牧亮平さん(中央奥)や店員との会話を楽しむ人も

撮影:南部スタジオ