通な人は知っています。コース料理として出す高級路線の焼き鳥店が、富山で続々とオープンしていることを。
焼き鳥といえば、気軽に行きやすい定番のお店も外せません。野菜串に力を入れる店も人気を集めています。
「一本ずつのコース」と「定番」、「野菜串」とジャンルを分けて紹介します。クリスマスのような特別なシーンにも、ふらっと飲みに行くのにも、焼き鳥は合うんです!(情報は取材時の内容です)

チャコール&ダイニング 写楽(氷見市)

鶏肉専門精肉店が運営 多彩なメニューが魅力

手前左から2本ずつ「あわおどり」(1本198円)、「ねぎま」「砂ぎも」(同各150円)、「ささみ シソ梅肉」(同185円)※2本から注文受け付け
左奥の「つくね」(同150円)や、右奥の「元祖ウインナーポテト串」(同145円)も人気

高岡市境に接する氷見市小竹の国道160号沿いに、焼き鳥メニューが豊富な居酒屋がある。富山で唯一とされる鶏肉専門精肉店「佐崎鳥肉店」(高岡市)が運営し、厳選した鶏肉を仕入れる。一押しは、徳島県産の地鶏のもも肉を使った「あわおどり」。炭火で焼かれた鶏肉の味がしっかり感じられ、やわらかくてジューシー。鍋や釜飯など多彩なメニューがそろうのもうれしい。

「和牛モツ鍋 小」(2,200円) 2、3人前。真夏でも注文される人気メニュー

そばにカラオケルームを備える。「手が空いていたら、歌に合わせてギターを弾きますよ」とマスターの樋口就彦(なりひこ)さん。飲み会シーズンは混み合うため、予約して訪れよう。

カラオケルームでギターを持つマスターの樋口就彦さん

 

焼鳥 甚九郎(高岡市)

手頃で団体利用OKな 歴史ある店

「やきとり」各種(手前)※2本から注文受け付け
「ねぎま(はさみ)」(1本180円、手前左から4本目)などは、継ぎ足してきたたれを使用。「牛」(1本280円、右)も人気。串揚げや一品料理も多彩

創業して40年以上。あいの風とやま鉄道高岡駅近くに構え「高岡駅周辺の焼き鳥店の中では、一番古いと思う」とオーナーの中村昌史さんは語る。のれん分けした店が富山市内にあるほどの人気店で、 老若男女から愛されている。

売りは二つある。一つは手頃な価格。串ものは1本100円から注文できる。もう一つはさまざまなシーンで利用できるところ。カウンター席やテーブル席のほか、宴会場も備え、1~4階で計90席を用意する。一人でぶらりと入るのにも、団体利用にもうってつけだ。

「すじ煮込み」(540円)
すじはやわらかく、みそだれとの相性がいい
店長の牛裕一朗さん

撮影:南部スタジオ