温泉に漬かって、体の芯から温まりましょう。
今回の「富山ちょこっと旅」は、温泉を組み込んだコース。一年の疲れを癒やしましょう。

(情報は取材時の内容です、各スポットの営業時間などの詳細は最後にリンク)

 

法林寺温泉の露天風呂の温度は40度ほど。通のおすすめは朝一番

隠れ家的な温泉でじっくり温まりたい。そんな人にぴったりなのが、医王山山麓にたたずむ法林寺温泉だ。特筆すべきは長年のファンが愛する泉質の良さ。源泉掛け流しで、保温効果に優れた塩化物泉を、加温も加水もせず湯船に注ぐ。46度と40度で湧き出る二つの源泉があり、内湯と露天風呂で温度の違いを楽しめるのも面白い。評判通り、湯上り後はいつまでもぽかぽかしている。

ゲームのラインアップは、ファミリー層から上級者向けまで幅広い。子どもの頃に遊んだ懐かしいゲームに出合えるかも

この施設のもう一つの顔は、「カタン」や「人狼」など155種ものボードゲームがそろう「ボドゲスパ」。「気軽に集まれる場にしたくて」と社長の中川良一さん。コロナ禍前は、ボードゲーム合宿やイベントが盛んに開かれていたそう。数十年ぶりに「モノポリー」に挑戦。運と心理戦が絡み合い、つい夢中になってしまう。人数が多ければもっと白熱するかも。家族や友人と盛り上がれたら最高だ。

入浴後にゲームを体験。プレイスペースの利用は入浴料込みで3時間1,600円から。浴衣は600円でレンタルできる
ランチの「プリモコース」の一例(2,400円~)。主菜は「紅ズワイガニとエビのトマトクリームブラックパスタ」(手前)で、ドルチェなどが付く。主菜が2品の「セコンドコース」(3,600円~)も人気

グルメも隠れ家的なお店へ。法林寺温泉から車で5分、「薪(まき)火ビストロバル Ken’s Familia(ケンズ ファミリア)」は、昼はイタリアン、夜はフレンチを提供する。オーナーシェフの市山謙正(けんせい)さんは「薪火はゆっくり火が入るので、外は香ばしく、内側はしっとり焼き上がる」と話す。食材は地元産を扱う。「紅ズワイガニとエビのトマトクリームブラックパスタ」は、イカ墨を練り込んだ黒いパスタが印象的。新鮮な魚介の甘みとアメリケーヌソースが溶け合う至福の味わいだ。揺らめく炎を眺めながら、フレンチの技が利いた美食を気軽に堪能しよう。

Ken’s Familiaのカウンター席からは薪火が見える。肉や魚はふんわりジューシーに、野菜は食感を残して甘く焼き上がる

(ゼロニイ編集室ムロイ)

撮影:南部スタジオ サムネイルは法林寺温泉の内湯