クッキー缶はもらってうれしい宝箱です。ふたや包装紙におしゃれなデザインが施され、開けるとさまざまな種類がぎゅうぎゅうに詰まっています。もうそろそろホワイトデー。お菓子缶ブームが続き、クッキー缶は人気が高いですよね。贈ればあなたの気持ちがしっかり伝わるはず。(情報は取材時の内容です)
Patisserie efterrätt(パティスリーエフテレット)(富山市)
早春の訪れ感じさせる 洗練された一箱

「クッキー缶」(2,800円) 大きさ:縦、横12cm、高さ4cm
3月中旬までの限定販売で、予約がおすすめ
春めいた色合いのクッキーに心が弾む。缶のふたを開けると、エディブルフラワーが鮮やかな「美食花サブレ」や、淡い緑色のサブレピスターシュが目に留まる。店主は著名なパティシエの辻口博啓さんに師事した早川純平さん。9種のクッキーは、見た目や味だけでなく、食感や香りもバリエーションに富んでいて、一つ手に取るごとに意外性が楽しめる。

「フラワーチョコ」(1,500円) 直径14cm、高さ7cmほどで、5、6号サイズのホールケーキと組み合わせることができる。単品では販売しない。予約は1週間前まで
店名のefterrattはスウェーデン語でデザートの意味。以前現地を訪れた際、人々の温かさや丁寧なものづくりに感銘を受けたという。「自分も温かみのあるものをお菓子で表現できたら」と早川さん。春の訪れを感じながら、大切な人とシェアしたくなる。

店主の早川純平さん
お菓子のMINZOKU(ミンゾク)(氷見市)
国産小麦で手作り 店主が描いた缶にも注目

「クッキー缶」(3,000円) ※2週間前までに要予約 大きさ:縦、横12.5cm、高さ4cm
素朴な味わいのシカのクッキーや、イチゴの風味のブールドネージュなど8種類入り
氷見漁港の近くにある「パン屋こむぎ」の店内で、焼き菓子を販売する「お菓子のMINZOKU」。パン店オーナーの娘の向麻衣子さんが、北海道産小麦やてんさい含蜜糖など、良質な素材を使ってクッキーやマフィンを手作りしている。素材の持ち味を大切にして焼き上げたクッキーは、誰もが笑顔になる優しい味わい。クッキー缶にはさまざまな味と食感のお菓子が詰め込まれ、食べる楽しみにあふれている。シカのイラストが目を引くおしゃれな缶にも注目。向さんが自ら描いたもので、大切に取っておきたくなる。「食べる時も、食べた後も楽しんでもらえたら」と向さんはほほ笑む。

左から時計回りに「バナナマフィン」(400円)、「りんごと紅茶のマフィン」(450円)、「オートミールクッキー(チョコレート)」(400円)
しっとりきめ細かいマフィンや、香ばしさが後を引くオートミールクッキーも人気

店主の向麻衣子さん