子を持たず、普段は子供と触れ合うことはほとんどないが、この冬ひさしぶりにその機会がやってきた。すっかり大きくなった友人の子は、言葉を憶えただけでなく、タブレット(端末)を巧みに操っている。そんな彼女が「大好きなの」というアニメを見せてくれた。
「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」は、K-POPアイドルであると同時に魂を狙う悪霊から人間を守る「デーモンハンター」の女子3人組が、音楽を通じて世界を救うアクション・ファンタジー・アニメーション作。
ルミ、ミラ、ゾーイの3人は、ガールズグループ「ハントリックス」として絶大な人気を誇るスーパースターだが、その裏で人間を脅かす「デーモン(悪霊)」を追い払い、世界の平和を守る結界の輝きを維持する使命を担っていた。そんな彼女たちの前に、悪霊が化けたボーイズグループが現れる。圧倒的な魅力を持ち手ごわい彼らに3人は立ち向かう。

まず、グループの中心的存在のルミ、ダンスが得意なハスキーボイスのミラ、おしゃべりなラッパーのゾーイ、それぞれ違う見た目と性格を持ちながらも互いを尊重し、時にはぶつかり合いながら、団結して悪霊に立ち向かっていく姿に胸を打たれる。そして、劇中で歌う楽曲が特有の中毒性を持ち、紛れもない「K-POP」であることに驚いた。ハントリックスの歌う「GOLDEN」にはこんな歌詞がある。「二つの人生を生きようと、どちらも演じていた/目覚めて、自分らしくいられるように/隠れるのは終わり、黄金に輝くわ」
世界中で話題になった作品であることを知ってはいたが、どうも私は「アニメは子供が観るもの」という偏見を拭えていない。「本当の自分のまま生きる」というのは、子供も大人も関係なく、誰もが自分を重ねることができるものなのに。ふと、「アナと雪の女王」もこの小さい女の子に薦められ観たことを思い出す。
いろんなことを教えてもらったお礼に「きっとこの作品も好きだと思うよ」と、愛と正義の魔法少女が敵と戦う物語を紹介した。いつになるかわからないけれど、感想を聞けるその日を心待ちにしている。
