クッキー缶はもらってうれしい宝箱です。ふたや包装紙におしゃれなデザインが施され、開けるとさまざまな種類がぎゅうぎゅうに詰まっています。もうそろそろホワイトデー。お菓子缶ブームが続き、クッキー缶は人気が高いですよね。贈ればあなたの気持ちがしっかり伝わるはず。(情報は取材時の内容です)
ねこのて菓子店
ホワイトデーに贈りたい 心こもった一缶

ホワイトデーを思わせる水色と白色を基調としたアイシングクッキーは、どれも繊細。「Thank you」の筆記体が美しい。細かく表現された花にも目を見張る。缶の包装紙やリボンにも同様の色を使う。手に取るもの全てから作り手の思いが伝わってくる。
店舗を持たず、オンライン注文やイベント出店を通じてクッキーや焼き菓子を販売している。作るのは、パティシエとして勤めた経歴のある川原みゆきさん(富山市)。「ホワイトデークッキー缶」はアイシングクッキー以外に、分厚いフロランタンや、発酵バターをふんだんに使ったガレット・ブルトンヌなどが隙間なく詰まっている。


cookies&crepe Caprice(カプリス)(富山市)
甘い香りとキュートな見た目 迷う時間も楽しみ

缶のふたを開けると、ふわっと甘い香りが広がり、幸せな気持ちになる。こちらのクッキー缶は、春を思わせるパステルカラーのアイシングクッキーやバターサブレ、スノーボールなどバラエティー豊かな12種類のクッキーが詰まっている。「『どれを食べようかな』と迷う時間も楽しいですよね」とクッキー缶の魅力を語るのは、オーナーの原真衣さん。キュートな見た目だけでなく風味豊かな味わいも好評で、原さんは「しっかり火を通して小麦の香ばしさを引き出しています」と話す。内容は週替わりで、これからの時季はひな祭りやホワイトデーのクッキー缶を用意する。


icoOWL studio(アイコールスタジオ)(射水市)
口溶けほろり 春気分

ハートを抱えたハリネズミに、星が輝く5色のステンドグラスクッキー。9種のクッキーが詰まったにぎやかな一箱だ。遊び心は味や香りにも潜んでいる。ディアマンクッキーのチョコは桜チップで燻製(くんせい)されていて、独特の香ばしさが感じられる。発酵バターサブレには、滑川海洋深層水で作った天日塩を使用。どのクッキーも甘さ控えめで、無添加なのもうれしい。
スノーボールのホロホロとした口溶けは、雪解けを表現している。「3種のスノーボールを食べて春気分を満喫してほしい」と代表の亀谷康男さんは語る。暖かい日差しの下、ほろりとはかない口溶けを楽しみたい。

