クッキー缶はもらってうれしい宝箱です。ふたや包装紙におしゃれなデザインが施され、開けるとさまざまな種類がぎゅうぎゅうに詰まっています。もうそろそろホワイトデー。お菓子缶ブームが続き、クッキー缶は人気が高いですよね。贈ればあなたの気持ちがしっかり伝わるはず。(情報は取材時の内容です)

ねこのて菓子店

ホワイトデーに贈りたい 心こもった一缶

「ホワイトデークッキー缶」(3,000円) 大きさ:縦、横12.5cm、高さ5.5cm
大人向けにデザイン。「猫が好きなので猫のクッキーも入れています」と川原さん

ホワイトデーを思わせる水色と白色を基調としたアイシングクッキーは、どれも繊細。「Thank you」の筆記体が美しい。細かく表現された花にも目を見張る。缶の包装紙やリボンにも同様の色を使う。手に取るもの全てから作り手の思いが伝わってくる。

店舗を持たず、オンライン注文やイベント出店を通じてクッキーや焼き菓子を販売している。作るのは、パティシエとして勤めた経歴のある川原みゆきさん(富山市)。「ホワイトデークッキー缶」はアイシングクッキー以外に、分厚いフロランタンや、発酵バターをふんだんに使ったガレット・ブルトンヌなどが隙間なく詰まっている。

「ボンボンショコラ風クッキー缶」(1,700円) 大きさ:直径約10cm、高さ約4cm
本物のショコラに見えるアイシングクッキーやココア味のクッキーなどが入る。チョコが苦手な人にもおすすめ
店主の川原みゆきさん

cookies&crepe Caprice(カプリス)(富山市)

甘い香りとキュートな見た目  迷う時間も楽しみ

「クッキー缶」(1,980円、数量限定) 大きさ:縦、横12cm、高さ3.5cm
アイシングクッキーのかわいらしさに心が躍る。内容は季節やイベントに合わせて週ごとに変わる

缶のふたを開けると、ふわっと甘い香りが広がり、幸せな気持ちになる。こちらのクッキー缶は、春を思わせるパステルカラーのアイシングクッキーやバターサブレ、スノーボールなどバラエティー豊かな12種類のクッキーが詰まっている。「『どれを食べようかな』と迷う時間も楽しいですよね」とクッキー缶の魅力を語るのは、オーナーの原真衣さん。キュートな見た目だけでなく風味豊かな味わいも好評で、原さんは「しっかり火を通して小麦の香ばしさを引き出しています」と話す。内容は週替わりで、これからの時季はひな祭りやホワイトデーのクッキー缶を用意する。

「マフィン」(各280円)
ブラウンシュガーで深みのある味わいに。手前左から時計回りに「バナナチョコ」、「りんごのキャラメリゼ」、「抹茶オレオ」、「スイートポテト」、「チョコチップオレオ」、「クッキークリーム」
オーナーの原真衣さん

icoOWL studio(アイコールスタジオ)(射水市)

口溶けほろり  春気分

「クッキー缶」(3,300円) 大きさ:縦、横12cm、高さ5cm
3月中旬まで限定で販売する。予約がおすすめ

ハートを抱えたハリネズミに、星が輝く5色のステンドグラスクッキー。9種のクッキーが詰まったにぎやかな一箱だ。遊び心は味や香りにも潜んでいる。ディアマンクッキーのチョコは桜チップで燻製(くんせい)されていて、独特の香ばしさが感じられる。発酵バターサブレには、滑川海洋深層水で作った天日塩を使用。どのクッキーも甘さ控えめで、無添加なのもうれしい。

スノーボールのホロホロとした口溶けは、雪解けを表現している。「3種のスノーボールを食べて春気分を満喫してほしい」と代表の亀谷康男さんは語る。暖かい日差しの下、ほろりとはかない口溶けを楽しみたい。

「シフォンサンド」(手前、650円)、「飲める杏仁」(500円)
杏仁豆腐を滑らかに仕上げた飲める杏仁はストローでいただく。ふわふわのシフォンサンドは、旬のイチゴ、チョコレート生クリームとの相性抜群。どちらも金〜日曜、祝日の限定販売
代表の亀谷康男さん