私たちに今足りないもの。それは厚さです。いつの間にか、あの商品もこの商品も薄く、小さくなって、寂しい。暑さを吹き飛ばすかもしれない、分厚いグルメで夏に打ち勝ちましょう!(暑さはもう十分です!)

(情報は取材時の内容です)

我家的厨房 Big5(ビッグファイブ)(富山市)

おいしさもビッグ うまみあふれる巨大角煮

「ドデ角煮」(2,000円) 時間をかけて煮込むことで余分な脂が落ち、見た目よりあっさりとした味わい。予約がおすすめ
厚さの目安 5cm

皿の上にドンとのる肉の塊。厚さ約5cm、幅約10cmもある豚の角煮で、その名も「ドデ角煮」という。代表の濱西吾一さんは「インパクトのあるメニューで目でも楽しんでもらえたら」と話す。5、6時間かけてじっくり煮込 まれた角煮は、やわらかくジューシー。かむごとに肉のうまみがジュワッと広がる。こくのあるたれを絡めながら味わうと、思わずお酒に手が伸びる。「さっぱりとしたレモンサワーやジンソーダがよく合いますよ」と濱西さん。グループ客がシェアして食べるほか、2人でぺろりと完食されることもあるそう。この大きさと味わいをぜひ満喫して。

「麻婆豆腐」(950円) 中国・四川の豆板醤や唐辛子を使用。程よい辛さが後を引く
代表の濱西吾一さん

 

肉処 はな牛(南砺市)

しっとりやわらか 厚切りポーク

「ポークジンジャーステーキ定食」(1,760円、なくなり次第終了) 「なんとポークの脂の甘みと香ばしさを堪能してください」と花島さん。ライス、スープ、サラダ、小鉢が付く。夜は単品(1,800円)で提供
厚さの目安 2.5~3cm

JR城端線福野駅近くにある焼き肉店。ランチの「ポークジンジャーステーキ定食」は南砺市のブランド豚肉「なんとポーク」のロース200gを、2・5~3cmほどの厚切りで提供する。ボリューム満点で肉はしっとりやわらかく、幅広い世代から好評。さっぱりとしたしょうゆだれが豚肉の甘みと相性ぴったりだ。肉は代表の花島健介さんの実家である「花島精肉本店」から上質なものを仕入れ、部位や状態に合わせて水分量を調整する。「肉本来のうまみを一層引き出しています」と花島さん。月~木曜(祝日を除く)はそれらの肉を使ったカレーや定食などのランチを用意している。がっつり食べて残暑を乗り切ろう。

「はな牛盛り」(1人前3,960円) 牛タン、黒毛和牛3種、なんとポークの盛り合わせ。写真は1人前
代表の花島健介さん(左)、妻の千瑞さん

撮影:南部スタジオ、竹田泰子