私たちに今足りないもの。それは厚さです。いつの間にか、あの商品もこの商品も薄く、小さくなって、寂しい。暑さを吹き飛ばすかもしれない、分厚いグルメで夏に打ち勝ちましょう!(暑さはもう十分です!)
(情報は取材時の内容です)
komako(コマコ)(富山市)
絵本から飛び出したような 4段重ねのホットケーキ

「黒蜜きなこホットケーキ」(1,000円) 4段で約10cmの厚み。昔ながらの弾力のある食感が懐かしい。ホットケーキは水~日曜の14:00から注文可
厚さの目安 10cm
4段重ねのふかふかのホットケーキにシロップがとろり。絵本から飛び出したような愛らしい見た目と甘い香りに、心が浮き立つ。アイスにかかる自家製の黒蜜は、濃厚だがすっきりとした後味で、ホットケーキのやさしい甘さに深みが加わる。

「栗のホットケーキ」(1,000円) 栗あんは、自社農園で栽培する無農薬の栗に砂糖と香り付けのラム酒だけを加えた。渋皮を使わないぜいたくな作り
店主の北川大成(だいじょう)さんは、母が焼いてくれたホットケーキが原点だと語る。「素朴だけど食べ応えがあって、わくわくする。そんな豊かさを楽しんでもらえたら」。店名は北川さんが好きな絵本作家・酒井駒子(こまこ)さんにちなむ。酒井さんの色使いをイメージした店内で、呉羽丘陵からの眺めと穏やかな時間を堪能したい。

店主の北川大成さん
Bread Plus+(ブレッドプラス)(高岡市)
もちもち食パンの存在感大 甘いハニートースト

「天使のハニートースト」(800円) 写真はプラス120円でホイップを追加した。ホイップの高さはなんと11cm
厚さの目安 5.5cm
特製の食パン「OTOGI(おとぎ)」を厚さ5・5cmほどに切り出す。バターをのせてオーブンで熱し、バニラアイスやホイップクリーム、蜂蜜、粉糖をトッピングする。「天使のハニートースト」の完成だ。湯種製法で作った食パンは、もちもち。トッピングに引けを取らない存在感がある。アイスやクリームが絡まると甘みが強まる。スイーツ好きにはたまらない。
「富山ってハニートースト、少なくないですか。じゃあ自分で作ろ、と思って」と代表の堀愛美さん。チョコレートアイスやイチゴのコンフィチュールなどをのせる「悪魔のブラックハニートースト」もそろえる。

「ササミカツバーガー」(400円) 厚さ約7cmでボリューミー。夏季はスイートチリソースを使う

代表の堀愛美さん(左)と母の利加さん
撮影:さいとう写真事務所