こんにちは。すぐにできる低糖質レシピを紹介します!さとうちえです。

前回はオートミールを使い、糖質オフで、生地を休ませたり伸ばしたりしなくていいお手軽なタルトをご紹介しました。

今回はそのタルトに合わせる今の季節にぴったりのクリーム2種類を一緒に作りましょう♪

★クリームチーズとはちみつのクリーム

今が旬のイチジクによく合うクリームです。はちみつは低糖質ではありませんが、砂糖の半分から3分の1の量で同じ甘さを得ることができます。

【材料】
クリームチーズ 100g
はちみつ※ 20g 
生クリーム 100g
レモン汁 15g
※はちみつをラカント液状にすると糖質オフになります。
その場合の全量糖質は約6・5g。

【作り方】
①クリームチーズを電子レンジ600Wで30秒ほど温めて、やわらかくする。

②はちみつとレモン汁を入れ、よく混ぜる。

③別のボウルで七分立てにした生クリームと①、②を混ぜて完成。

★ヨーグルトクリーム

トロピカル系のフルーツにぴったり。キウイやパイナップル、パパイア、マンゴーなどに合うクリームです。

【材料】全量で糖質約8g
無糖ヨーグルト 200g
ラカントS  25g
ココナツオイル 30g
バニラエキストラクト(バニラエッセンス) 数滴

【作り方】
①ヨーグルトを、キッチンペーパーを敷いたザルにのせ、一晩置いて水切りをする。(半分くらいの量になります。)ホエー(乳清:ヨーグルトにできる上澄みの水分)はみそ汁やスープなどに入れるとおいしいです。

②①にラカントを入れ、泡立て器で混ぜる。

③ココナツオイルとバニラを入れてよく混ぜ、タルト生地に流し入れたら完成!

お好みのフルーツをのせて飾り付けましょう。

簡単なタルト台+クリーム作り+フルーツトッピングの3ステップで、ぜひお子さんと夏のタルトを楽しんでください♪

ここがポイント♪

ココナツオイルは、融点が高く約20度以下の低温で固まります。中鎖脂肪酸を多く含み、酸化しづらく、熱に強いのが特徴で、スキンケアやヘアケアにも使用されていますね。中鎖脂肪酸の中のラウリン酸には、抗菌作用や抗炎症作用があります。

そして、ココナツオイルの中鎖脂肪酸は、体内でケトン体を生成しやすくする働きがあります。ケトン体は、ブドウ糖に代わって脳や筋肉のエネルギーとして使われ、エネルギー効率が高いため、「第二のエネルギー源」とも言われています。

糖質を控えている方にとっても相性がいいオイル。もちろん、血糖値を上げる糖質はゼロです♪

Stay happy! Stay healthy!

またね!

◆佐藤 智映(さとう ちえ)



高岡市出身。慶應義塾大学看護医療学部卒業。看護師保健師として多くの会社経営者の健康管理に関わる。子育てを機に病児保育に携わり、1型糖尿病の子どもと関わったことがきっかけで、病気の人も健康な人も一緒に楽しめるお菓子を作ろうと、富山県立中央病院で低糖質スイーツの販売を開始。2019年3月に血糖値を上げない糖質5グラム以下のお菓子のお店「マイスイーツパーラー」をオープンした。
いつもよりちょっとだけ手間を掛けた料理を、ゆっくりと味わう。そんな休日のひとときが、心と体の栄養になります。
休日が楽しみになるレシピ、第3木曜日は「糖質オフクッキング」編、第4月曜日は「旬のお野菜 ときどき発酵食」編、第4木曜日は「ゆる薬膳」編をお届けします。