深酒を好まない若者が増え、夜の過ごし方が変わりつつあります。全国で人気を博す「夜アイス」の専門店が、県内で相次ぎオープン。「食事後にアイスを食べに行く」という新しいトレンドが上陸しました。そこで今回は「夜アイス」のほか、県内では珍しい「夜パフェ」や「夜カフェ」に注目します。アルコールが主役じゃない夜を、きょうは選んでみませんか。(情報は取材時の内容です)

アイスタベタイ(富山市)

心とおなかを満たす フルーツたっぷりアイス

 食事の後でも、甘いものは別腹。夜でも抑えきれない「スイーツ欲」を満たしたいなら、フルーツやクリームがたっぷりのった「夜アイス」はいかが。

「チョコバナナ」(600円)バナナは注文ごとにカット。フレッシュな香りが楽しめる

 深夜まで営業しているので、仕事帰りや夜のドライブがてら気軽に立ち寄れる。約10種類あるメニューは全てテイクアウトで提供。生乳を60%使用したソフトクリームは濃厚だがすっきりとした後味で、夜でも罪悪感なく食べられそう。店内にはブルーのネオンが輝くフォトスポットがあり、写真映えもばっちり。夕方はファミリー、遅い時間帯は若者やカップルが多く訪れている。楽しい一日の締めくくりに、足を運んでみては。

「パインキウイ」(650円)ソフトクリームのこくとフルーツの爽やかな酸味が絶妙なバランスで調和
 

21時にアイス新根塚店(富山市)

一日600人が来店 人気のモンブランアイス

 大阪生まれのテイクアウトスタイルの夜アイス専門店が、県内に進出した。全国に40店近くのフランチャイズ店があり、新根塚店もその一つ。北陸初店舗で、多い日には一日600人が訪れる人気店になった。客層は若者が多く、夕食後にドライブして訪れたり、近隣で一杯飲んだ後に歩いて来たりする人が目立つそう。

左から「抹茶モンブラン」、「紫芋モンブラン」(各650円)人気上位の2品。抹茶は栗の甘露煮、紫芋は生クルミがのる

 「紫芋モンブラン」や「抹茶モンブラン」は、紫芋や抹茶のあんこをそれぞれモンブランのように巻いてのせたアイス。濃厚なあんことあっさりとしたミルクアイスのバランスが良く、食事の締めとしてさっぱり食べられる。

「濃厚生チョコ」(600円)コーンフレークやミルクアイスの上に、生チョコのクリームやチョコクランチをトッピング
 

撮影:南部スタジオ