深酒を好まない若者が増え、夜の過ごし方が変わりつつあります。全国で人気を博す「夜アイス」の専門店が、県内で相次ぎオープン。「食事後にアイスを食べに行く」という新しいトレンドが上陸しました。そこで今回は「夜アイス」のほか、県内では珍しい「夜パフェ」や「夜カフェ」に注目します。アルコールが主役じゃない夜を、きょうは選んでみませんか。(情報は取材時の内容です)

Café de Repos(カフェ ド ルポ、射水市)

夜を思わせるパフェ 芳醇な香りにうっとり

 レースのように繊細なフランス菓子「チュイール」がグラスを覆う。崩しながら食べ進めると、ラムレーズンのアイスにパンプキンクリームが混ざり合い、夜を思わせる大人な味わいが広がる。煮詰めたリンゴにカルダモンを加えた「キャラメルポム」と紅茶のジュレの芳醇な香りが重なり、時間を忘れてうっとりしてしまう。

「よるぽ限定パフェ まほうつかいとネコ」(990円)9、10月の夜限定。パティシエ監修の遊び心あふれるパフェで、秋の夜空を飛ぶ魔法使いをイメージした

 客からの要望を受けて提供を始めた「よるぽ限定パフェ」は、午後6時から注文できる特別な一品。見た目だけでなく味のバランスにもこだわり、一口食べるたび新鮮な驚きに出合える。パフェを目当てに一人で訪れる人も多いのだそう。

「カフェオレ&コーヒー」(540円、左)、「プチパフェ」(702円)不定期で販売する、テイクアウト限定のカップスイーツ「まるっぽ」。プチパフェは季節によって内容が変わる
 

かふぇふたば(高岡市)

秋の味覚をゆったり味わう

 家庭的で優しい味わいの料理が午後10時まで楽しめるカフェ。誰でも入りやすいリラックスした雰囲気で、夜になっても家族連れからサラリーマンまでさまざまな人が訪れる。メニューの種類も豊富で、定食やオムライスをはじめ、子ども向けのメニューやスイーツも昼夜問わず食べられるので、その日の気分に合わせて選びたい。

「いもくりなんきんパフェ」(1,200円)秋限定。カボチャのアイスや自家製のシフォンケーキなど盛りだくさん

 甘いものをおなかいっぱい食べたい日には、ボリュームたっぷりの「いもくりなんきんパフェ」がおすすめ。サツマイモや栗の甘露煮、焼きカボチャなど秋の味覚がこれでもかと詰まっている。ゆったりと味わっているうちに心まで満たされそうだ。

「フレンチトースト」(880円)もっちりとした食感の自家製パンを使う。秋限定のいもくりなんきんフレンチトーストも登場
 

撮影:南部スタジオ、さいとう写真事務所