おつまみやアルコールは全て缶詰・缶飲料。缶にこだわる異色のバル「缶詰BAL 缶蔵」が、富山地方鉄道・市内電車の越中中島駅(富山市)そばにオープンしました。おすすめメニューや開店したきっかけを聞きました。(情報は取材時の内容です)

店主の芹澤英彦さん
焼き鳥やアヒージョ、リゾットなど国内外の缶詰が、バーカウンターにいくつも積み上がる。ビールやサワー、ノンアルコールカクテルなどもそろえ、缶詰と缶飲料合わせて180種類ほどを用意する。カウンターに座って缶の山を前にすれば、どれを選ぼうかわくわくするだろう。

珍しい缶詰や缶飲料が並ぶ店内。2024年9月にオープンした
なぜ缶に特化するのか。「缶はリサイクルできてSDGsじゃないですか。プラスチックごみは出ないし、食品ロスも生みにくいので」と店主の芹澤英彦さん。缶詰バーは過去、県内にあったそうだが「うちは飲み物も缶ですから。食べ物も飲み物も缶なのは富山でうちだけでしょう」と胸を張る。
おすすめの缶たち

「元祖くじら屋 鯨大和煮」(418円、左)、「WILD TURKEY HIGHBALL」(528円、右)
東京・渋谷の鯨専門店による缶詰は味付けがしっかりしており、こだわりのバーボンハイボールがよく合う。フードメニューは温めて皿に盛り付け、ドリンクは冷えたものをグラスに注いで提供
東京・渋谷の鯨専門店による缶詰は味付けがしっかりしており、こだわりのバーボンハイボールがよく合う。フードメニューは温めて皿に盛り付け、ドリンクは冷えたものをグラスに注いで提供

「ハンター ポテトチップス黒トリュフ味」(418円、右)、「サッポロビール 風味爽快ニシテ 新潟限定ビール」(528円、左)
ポテトチップスはアラブ首長国連邦・ドバイ産。ビールは新潟に足を運んで仕入れた
ポテトチップスはアラブ首長国連邦・ドバイ産。ビールは新潟に足を運んで仕入れた
撮影:南部スタジオ