初めまして!富山やくぜん認定店「AKKO.」です。
今月から誰でもできる、ゆる~い薬膳「ゆる薬膳レシピ」を担当させていただきます。よろしくお願いいたします☆
私は和食を中心に学びましたが、富山の文化である薬・漢方の考え方に興味があった事がきっかけで、薬膳レシピをお伝えしていく事になりました。
そもそも薬膳とは何でしょう?
「薬が入っている苦い食事?」
「身体には良いかもしれないけど、おいしくないんでしょ?」
「難しそうだから作れないかも」
など結構、敷居が高そうなイメージを持っていらっしゃる方が多いのですが、大丈夫です‼ゆるゆるな私でも作れますから‼(笑)
実は薬膳って…体調に合わせた完全オーダーメイド食なんです♡
皆さんもお母さんやおばあちゃんに、こんな事言われませんでしたか?
「貧血気味だからレバー食べられ」
「今日寒いから生姜湯飲んだらいいちゃ」など。
薬膳は、お母さんが子どもの体調を思いやって献立を考えたのが始まりでした。
私たちの体は、日々の食事で作られています。普段の食事に薬効成分をプラスαしていくことを意識する事から始めてみましょう♪
今回はそろそろ6月ということで、ジメジメした湿気が体に悪影響を及ぼす「湿邪(しつじゃ)」を緩和させるメニューです☆
黒豆と新生姜の炊き込みご飯
【材料】
・うるち米 2合
・煎(い)り黒豆 40g
・新生姜(しょうが) 60g
・薄揚げ 1枚
・出汁 400g
・薄口しょうゆ 大さじ2
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
【作り方】
①お米を洗って30分浸水し、ザルにあげておく。
②煎り黒豆を作る。
黒豆をサッと洗って15分くらい浸水し、水をしっかり切る。フライパンに油を引かず、30分程、皮がはじけて香ばしい香りが立つまで煎る。
※買ってきた煎り黒豆を使ってもOK!
※煎り黒豆は、冷蔵庫で5日間、冷凍庫で約1か月間保存できます。余ったら黒豆茶にしたり、そのままポリポリ食べたり、おつまみにもオススメです。
③薄揚げと新生姜は少し大きめの角切りにする。
④炊飯器に全ての材料を入れて炊飯する。
完成!
黒豆は、抗酸化作用の強いアントシアニンが豊富で、血の巡りを良くし、利尿作用があるためむくみの改善も期待できます。
生姜は、新陳代謝を高め、余分な熱を外に出して胃腸の調子を整えます。
今、旬を迎える新生姜は、普段使っている生姜と成分にあまり変化はありませんが、フレッシュなシャキシャキ感は新生姜ならでは!新生姜がない時は、生姜のすりおろしを大さじ1~2杯程度入れて作ってもOKです。
自由にゆるゆると薬膳ライフを楽しみましょう♪
◆AKKO.(あっこ)◆
富山やくぜん認定店で、ケータリングとお弁当専門店「AKKO.」代表。調理師、バランスボールインストラクターの資格も持つ。よく遊び、よく寝て、よく食べる店主による、料理とエンターテイメントを掛け合わせたお店作りを目指す。大学生の長男、小学生の双子姉妹、保育園児の次男、4児の母。富山市在住。Instagram