富山県発達障害者支援センター「ほっぷ」(富山市下飯野)は、発達障害支援ハンドブック2020年度版「ひとりじゃないよ」を発行しました。乳幼児期、学齢期、成人期に分け、それぞれの時期に気になる行動や接し方のポイント、相談窓口を分かりやすく紹介しています。
学齢期のハンドブックでは、「得意分野と苦手分野の差が大きい」「物をよくなくす・忘れ物が多い」など、学齢期に気になる行動の例を具体的に紹介した上で、見守る時の心構え、子どもが安心して過ごすことができる環境づくり、接し方のポイントをイラストや写真を使って解説しています。
またトピックスとして「ゲーム症」と「障害者手帳」を取り上げています。ゲーム症については、「過集中」や「対人コミュニケ―ションの苦手さ」などの特徴によって、ゲームに依存しやすくなると言われていることなどを説明し、本人と家族が心掛けたいことを示しました。
相談窓口については、家庭から各施設への流れを図で示し、教育、福祉、発達障害の各分野、市町村別に一覧表を設け、親の会なども紹介しています。
同センターは「乳幼児期、学齢期、成人期の3冊をつながりのあるものとし、保護者やご本人さんに安心感を届けるられる冊子を目指しました」と話しています。
冊子はA5判、25ページ。「ほっぷ」のHP(https://www.toyama-reha-hop.jp/)からダウンロードできます。問い合わせは「ほっぷ」、電話076(438)8415。
コノコト編集室では、乳幼児期、学齢期、成人期を各4冊を、ご希望の方にプレゼントします。先着順。⇒応募多数のため終了しました