山と海が近い富山県では、川が急流となって富山湾に流れ込むため、かつては水害に悩まされていました。県内の小学校3、4年生に配られている資料集「きょう土のすがた」には、神通川の昔と今の様子が書かれています。「暴れ川」から富山平野を守るためにどんな歴史があったのでしょうか。街を散策しながら勉強していきましょう。
■きっかけづくり
「県庁や富山市役所のある場所は、昔、神通川だったんだよ」
「きょう土のすがた」(平成29、30年版 P47〜P52)を見てみましょう。
■調べてみよう
・昔の神通川はどこに流れていたんだろう?
大水による被害が続いていた神通川は、改修工事を重ねて現在の位置になりました。そのおかげで、水害の少ない街に生まれ変わりました。どんな工事が行われ、なぜ水害が減ったのかまとめてみましょう。
・常夜燈を探してみよう
松川には、今でも二つの常夜燈(灯ろう)が残っています。これは人や馬が安全に行き来できるよう、昔の神通川の両岸に建てられたもの。二つの常夜燈の間に、川が流れていたことが分かります。

・七軒町にます寿し店が多いのはなぜ?
松川沿いの七軒町には多くのます寿し店が存在します。その理由は、神通川の歴史と大きく関係があるようです。
■行ってみよう
松川沿いを散策!
路面電車1日乗り放題きっぷと、クーポン券がついた「ぐるっとグルメぐりクーポン」を使って、松川沿いを散策してみましょう。

富山駅出発→路面電車で「富山県庁前」下車
① 旧左岸側の常夜燈(富山市舟橋北町、県森林水産会館前)と、舟橋モチーフの橋を見てみましょう。

② 旧右岸側の常夜燈(富山市丸の内、松川べり)を確認しましょう。
③ 七軒町のます寿し店を訪問。なぜ、松川沿いにます寿し店が多いのか?その理由を探ってみましょう。
④ 富山市郷土博物館で富山城周辺の歴史を学びましょう。
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