県民に最も親しまれている鳥といえば「ライチョウ」でしょう。立山でひょっこり顔を見せてくれる野生のライチョウもいれば、キャラクターとして活躍するライチョウもたくさん。特急列車の名前にもあります。とにかくライチョウを集めてみれば、どれだけ県民に愛されているかが分かるかも!? 
またライチョウは絶滅危惧種に指定され、国の保護増殖事業の一環として富山市ファミリーパークは人工飼育に取り組んでいます。ここまで調べることができれば、自然や環境問題についても学ぶことができます。

■きっかけづくり

「県の花はチューリップだよね。県の鳥って知ってる?」
「実は絶滅危惧種といって、将来いなくなるかもしれないと心配されている鳥なんだよ」
どんな鳥なのか、図鑑を見たりして調べてみましょう。

■行ってみよう!

富山市ファミリーパーク

ファミリーパークでは、日本にすむニホンライチョウの仲間でノルウェーなどに生息するスバールバルライチョウを展示しています。ライチョウの体には、雪が降る場所で暮らすための工夫がたくさんあります。足の太さ、羽の色などをじっくり観察しましょう。

またパークでは、ニホンライチョウの人工飼育にも取り組んでいます。絶滅を防ぐための取り組みです。残念ながら飼育中のニホンライチョウを見ることはできませんが、最新の写真や映像はファミリーパークのHPや、園内の掲示で見ることができます。

なぜ数が減っているのか? 絶滅させないように国はどのような取り組みをしているのか? 飼育の工夫とは? ファミリーパークでは、いろんなことを知ることができます。さらに深く、どうして絶滅したらだめなの?というところまで考えることができると、大きな学びになります。

立山 立山・室堂に出かけると、ひょっこり野生のライチョウが顔を出してくれることがあります。6月ごろひなが生まれているので、親子に出会えるかもしれません。もし見つけたら、追いかけたりせずに、遠くからそっと見守ってあげましょう。


 

身の回りのライチョウ探し

野球チーム、県内市町村、自動車販売店、病院など、さまざまな会社や団体のキャラクターとして、ライチョウは大人気です。お土産売り場などにも並んでいます。撮影できる場合は記念撮影! 難しければチラシやHPのコピーでもOK。とにかく集めてみましょう。

例えば、「らいじぃ」は立山町のマスコットキャラクター。町のいろんなイベントに登場するよ!

【まとめ方】

  1. テーマについての説明…ライチョウのどんなことに興味を持ったか、テーマに選んだ理由、ライチョウについて調べたことを書きます。
  2. 研究の過程…ライチョウ探しのレポート。集めたライチョウの写真やイラストを並べ、どこで見つけたか、訪れた場所で知ったことなどを書こう。
  3. 研究の振り返り…研究を通して知ったこと、感想をまとめます。