(左)滝脇
友紀さん(富山市)
郁花さん(中学2年)
(右)車典子さん(射水市)優晴さん(小学6年)
コンチネンタル(富山市)
金属加工の会社「コンチネンタル」で、大型の機械を覆うカバーや、電気機器の専用ケースなどを金属で作っています。
車さんと滝脇さん親子を、出迎えてくれたのは総務部長の中村裕太朗さん。
まず最初に仕事の流れを分かりやすく教えてくれました。まずはクライアントからの依頼を基に、専用のプログラムを作ります。そのプログラムを使い機械で鉄を切ったり曲げたりして、必要な部品を製造します。溶接で部品を組み立て、最後にきれいに洗浄してクライアントに届けます。
会社のスローガンは「やわらかい鉄工所。」で、鉄は硬いのに「やわらかい」とは、少し不思議に感じるかもしれません。でもその意味は「金属のエキスパートとして自由なものづくりをしていこう」という気持ちが込められているそうです。
続いて、レーザー加工について理解を深めました。専用の機械で、皮の手袋にレーザー刻印で絵を描いていきます。レーザーが細かく動くたびに、模様が少しずつ現れ、「おもしろい」「こんなことができるんだ」と、思わず声が上がりました。「金属を切るレーザーは、出力がもっと強いんですよ」と中村さんが説明します。
金属加工の奥深さを見て作って
工場の見学では、金属加工の現場を見て回ります。モニターで機械を操作しながら正確な形に曲げていく様子や、火花が飛ぶ「溶接」の作業を見ました。
締めくくりに、鉄製ランタン作りにチャレンジです。森の中に動物がいるデザインで、親子で協力しながら組み立てていきます。鉄の板でできたパーツは厚さ1ミリほど。キツネやリスの形をした飾りもあります。
とがっている部分は紙やすりで削って滑らかにし、木の形のパーツは曲げて立てます。途中で「折れちゃった!」というハプニングもありましたが、ネジで取っ手を付けて、フックに動物のパーツを取り付ければ出来上がりです。
・金属を曲げる作業を見るのが面白かったです。作ったランタンは、キャンプで使いたいです
・お面をつけると、溶接の光がまぶしくなくて面白かったです。
全国第1位…国のまとめによると、富山県の2021年の人口1万人当たりの製造業の従業者数は1,192人で全国トップ。事業所数も25.1カ所で全国3位でした。製造業が盛んな「ものづくり県」と分かります。事業所の産業別割合は、金属製品が18.7%を占めました。
コンチネンタル
住所:富山市水橋沖172
営業時間:
平日8:25~17:25
ものづくり企業発オープンファクトリー「トミファ」で、7/31~8/2の各日 2回ずつ開催(体験無料/要予約)。 それ以外の期間については要問い合わせ