間もなく夏本番。暑さをしのぐには、氷が欠かせません。食べるならかき氷。特徴的な氷を用いるドリンクもありますね。そんな冷たい一杯を集めました。眺めるだけで涼しい気分になれる氷彫刻の制作現場ものぞき、氷、氷、氷のオンパレードです! …あれ、今月号のページ、冷たいかも?!(情報は取材時の内容です)
nanahime(ななひめ)(滑川市)
氷が特徴的なドリンク:通年注文OK
氷の中できらめく エディブルフラワーやフルーツ

「バタフライピーソーダ」(700円) 爽やかな甘酸っぱさが夏にぴったり。シロップやレモン果汁の量を調節して好みの味わいに。ソーダのフレーバーは全8種
透き通った丸い氷の中で、エディブルフラワーやハーブ、フルーツが色とりどりにきらめく。バタフライピーシロップやレモン果汁、ソーダを静かに注ぐと、濃い青から紫、淡いピンクへと色が変わる。グラスの中のグラデーションはまるで夕暮れの海辺のよう。思わず写真に収めたくなる美しさだ。「かわいさを追求しました。お客さまの喜ぶ顔がうれしくて」と店主の明日香さんは笑う。バタフライピーはタイで古くから親しまれるハーブの一種。メニューには他にも東南アジアで人気のフードやドリンクが並ぶ。海が見える窓辺で、アジアの夏を感じたい。

他のおすすめひんやりメニュー
「ベトナム風チェー:あずき」(700円) クラッシュアイスにあずきやタピオカ、緑豆などが入る。カラフルな白玉やココナツアイスは自家製

店主の明日香さん
たかざわ珈琲店(射水市)
氷が特徴的なドリンク:7〜8月末まで提供予定
氷を溶かしながら くつろぎのひとときを

「氷珈琲」(730円) リラックスしたいときにぴったりの1杯。コーヒーの氷を溶かしながらゆっくり楽しんで
ダークブラウンと白を基調とした店内は落ち着いた雰囲気。窓の外に広がる竹林を眺めながら、ゆったりと過ごすことができる。そんなくつろぎタイムのお供におすすめなのが「氷珈琲」だ。たっぷりのミルクにコーヒー豆の形をした大小の氷が浮かぶ。氷は濃いコーヒーを凍らせたもので、時間とともに溶けていき、味わいの変化が楽しめる。

他のおすすめひんやりメニュー
「生レモンクリームソーダ」(860円) ※7〜8月末まで提供予定
アイスが溶けると、ヨーグルトドリンクのようなさっぱりまろやかな味わいになる
「生レモンクリームソーダ」も夏の人気メニューの一つ。フレッシュなレモンを搾って作るレモンスカッシュに、バニラアイスをトッピングした。レモンの爽やかさとバニラアイスのこくがマッチしている。
撮影:さいとう写真事務所、竹田泰子