窓を開けて深呼吸する。軽くストレッチする。ベッドの上で大の字になる。あなたがくつろげるのはどんな時や場所でしょう? ゼロニイはグルメが柱のマガジン。〈飲食店でくつろぐ〉について考えてみました。飲食店でくつろげる場所といえばカフェじゃないでしょうか。富山でくつろげるカフェ、そろえました。(情報は取材時の内容です)
CAFÉ BRIO(カフェ ブリオ)(射水市)
こだわりのコーヒー・スイーツ 訪れる人を元気に

「本日のデザート」(ドリンク代プラス650円) 写真は「秋のカボチャモンブランタルト」とスペシャルティコーヒーの「コスタリカ ジャガー ハニープロセス」(550円)。デザートのみの注文は受け付けていない
訪れてもらうことで、少しでも元気になってもらいたい。そんな店主の願いを込めて、イタリア語で「元気・輝き」を意味する「BRIO」を店名とする。その日に焙煎するスペシャルティコーヒーが売りで、香り高く雑味のない爽やかな一杯が楽しめる。手作りの日替わりデザートも5、6種類用意。季節を意識したスイーツは繊細な仕上がりで見とれてしまう。

温かみが感じられる店内。店主手作りの机がかわいい
駐車台数が限られ、1グループ1台での乗り合わせを求めている。「ご面倒をおかけする分、ゆっくりできる空間に」と店主。こだわりのメニューをそろえる。季節の花をテーブルに飾る。心を尽くしたもてなしで、来店するあなたを元気にする。

カラフルなカップが並ぶ

アルバイトの夏野翔大さん(左)と荒木葵さん
GROOVY CAFE(グルーヴィーカフェ)(立山町)
自然の中でゆったり ジャンプを眺めてくつろごう

豪快なジャンプの練習風景が見える。五輪選手が練習していることも。テラス席は犬同伴OK
窓辺に座ると、宙を舞うスノーボーダーの姿に目がくぎ付けになる。カフェは、スノーボードやフリースタイルスキーの練習場の敷地内にある。店長の吉冨萌(よしどみめぐみ)さんは「ジャンプの練習風景を眺めながらくつろげるカフェはそうないですよね。自然の中でゆったり過ごせるのが魅力」とほほ笑む。

「カフェラテ」(右、600円)と「濃厚かぼちゃのチーズケーキ」(プラス500円でセット)
この時季のコーヒーは深いり豆をベースに、桃と一緒に発酵させた希少な豆をブレンド。フルーティーな風味が、甘さ控えめの自家製スイーツに合う。ダークブラウンを基調とした店内は落ち着いた雰囲気で、紅葉の時季は開放的なテラス席も人気。ゆっくり過ごすなら平日が狙い目だ。

店名の「GROOVY」はノリやうねりを表すジャズ用語。自由で心地よい空間をイメージ

店長の吉冨萌さん
撮影:南部スタジオ、竹田泰子