窓を開けて深呼吸する。軽くストレッチする。ベッドの上で大の字になる。あなたがくつろげるのはどんな時や場所でしょう? ゼロニイはグルメが柱のマガジン。〈飲食店でくつろぐ〉について考えてみました。飲食店でくつろげる場所といえばカフェじゃないでしょうか。富山でくつろげるカフェ、そろえました。(情報は取材時の内容です)

MEWSHIP 2ND HOUSE(ミューシップ セカンド ハウス)(滑川市)

愛犬とのんびり カフェ・ランチタイムを

この日、オーナーの柴田樹史さん(左)が愛犬のメーテルちゃんを連れてきてくれた

ふかふかのソファ。木のぬくもりを感じる内装。6月にオープンしたこのカフェには、くつろげる要素がそろっている。

ドリンクはコーヒーが一押し。営業日ごとに焙煎(ばいせん)、豆のおいしさをダイレクトに伝える「フレンチプレス」で提供する。フードメニューとして、新しく「スープとオープンサンドのランチプレート」を加え、昼時の魅力をアップさせた。

「スープとオープンサンドのランチプレート ドリンクセット」(1,500円) スープとオープンサンドは週替わり。写真のサンドはシメジとマッシュルームのクリームソースがけ、スープはニンジンとショウガのポタージュ、ドリンクはジンジャーエール

店の大きな特徴は、愛犬と一緒に来店できるところ。富山市大沢野地域にある1号店「MEWSHIP BASE」に犬を連れて訪れる人が多く、2号店は入店できるようにニーズに応えた。家族と同じ空間でゆったりしよう。

ヨーロッパの古着や、スタッフの竹田ほのかさんによるハンドメイド商品の販売もしている
店長の柴田智恵美さん(左)と竹田さん

 

カフェ一福(いちふく)(南砺市)

古民家で味わう ほっこり手作りスープ

「スープランチ」(1,100円、なくなり次第終了) 旬の野菜を使ったスープとご飯物のセット。内容は日替わりで、写真は「梅とじゃこの炒飯」(手前)と「大根と豚肉のスープ」

「体に優しいメニューを食べながら、ゆっくり過ごしてもらえたら」と話すのは、店主の小野田明子さん。築およそ130年の古民家を改装した居心地のよい店内で、訪れる人を温かく迎える。テーブル席のほか靴を脱いでくつろげる座敷や縁側を備え、時間を忘れてのんびりできそうだ。

広々とした座敷は子ども連れでも安心

ランチは3種類あり、「野菜をたっぷり食べられる」と人気なのが「スープランチ」だ。シンプルな調理で野菜のうまみを引き出し、体の隅々まで染み渡るような滋味あふれる味わい。「シフォンケーキ」や「白玉あずき」などのスイーツも充実しており、優しい甘さに心が満たされる。

布小物の飾りが空間に温かみを添える
店主の小野田明子さん

撮影:さいとう写真事務所、南部スタジオ