いてつく寒さがこたえる季節、私たちを救うのはスープ。
お出かけ先で寒い思いをしたら、お店に駆け込んで注文。
器を両手で持って暖を取りたい。
おうちにいろんな種類をストックして、ゆったり味わいたくもなる。
栄養が取れてほっと一息。体と心に染み渡る、そんなスープが恋しい。(情報は取材時の内容です)

スープカレー マルナ(高岡市)

長時間じっくり煮込むこだわりの味

「スープカレー ポーク」 (1,200円) カボチャやニンジンなどの揚げ野菜がたっぷり入って食べ応え十分。プラス190円で岩のりやチーズをトッピングするのもおすすめ

北海道で親しまれる本場のスープカレーを富山の人にも楽しんでもらいたい。代表の南奈奈さんのそんな思いから生まれた「スープカレー マルナ」は、2007年のオープンから現在まで幅広い世代に愛されている。

本場の味を忠実に再現したスープカレーは、スパイスの香りとだしのうまみが広がるあっさりとした味わい。鶏がらと豚骨を10時間煮込んでだしをとり、キャベツや玉ネギを加えてさらに煮込むことで素材のおいしさを引き出した。特に人気なのが、豚バラ肉の角煮が入ったポークカレー。とろけるようにやわらかい角煮がさらりとしたスープによく合い、ご飯が進むこと間違いなしだ。

「デザートドリンクセット」 (カレーにプラス690円) 写真は自家製のガトーショコラとレアチーズケーキのハーフ&ハーフと、プレーンラッシー。とろりとしたラッシーはスープカレーと相性抜群
代表の南奈奈さん

ラ・プリマヴェーラ(砺波市)

どんぶりで味わう 新感覚スープパスタ

「はまぐりのスープクリーム」 (1,540円) 賄い料理として誕生し、今では店の定番メニューに。生パスタはもちもち食感が特徴のリングイーネを使用

どんぶりに盛られたスープパスタが、箸とれんげとともに運ばれてくる。こちらのイタリアンレストランでは、ラーメンのようにすすって食べる新感覚のスープパスタが話題を呼んでいる。

「はまぐりのスープクリーム」は、さらりとした口当たりのクリームスープにもちっとした食感の生パスタを合わせた。ハマグリのだしが利いた優しい味わいで、お酒の締めにもぴったり。たっぷり入ったエビやイカなどの具材のうまみもスープに溶け込み、最後の一滴まで堪能したくなるおいしさだ。一度食べれば癖になるユニークな一品をぜひ楽しんで。

「イタリアン担々麺」 (ピリ辛、1,630円) トマトスープパスタと担々麺を組み合わせた。唐辛子や花椒(ホアジャオ)の辛味と肉みそのうまみが食欲を刺激する
オーナーシェフの二川新輔さん(左)、妻の千明さん

撮影:南部スタジオ