こんにちは!ゆる薬膳担当のAKKO.です☆
もうすぐ春ですね♪
卒業式や入学式など新生活が始まる春は、ワクワクドキドキする反面、ストレスがかかりやすい季節でもあります。
薬膳では、春を快適に過ごすために「肝」の働きを高めることをオススメしています♡ 漢方で考える「肝」は、肝臓の働きに自律神経の働きが加わったイメージです。
「春の皿には苦味を盛れ」ということわざをご存知でしょうか?
苦味のある食材は、冬の間に溜め込んでしまった毒素を排出するのに役立ちます。さらに余分な脂肪や毒素をデトックスすると「肝」の働きが整ってくるため、「春の皿には苦味を盛れ」となるわけです。
ふきのとうやウド、木の芽やこごみなど春の山菜を食べることももちろんオススメなのですが、今回は手に入りやすく処理も楽な春菊を使ったレシピをご紹介します!
春菊の強い香りはリラックス作用があり「気」の巡りを改善し、漢方では「食べる風邪薬」とも呼ばれています。βカロテンやカリウムなどの栄養素も多く、加熱することでβカロテンの量は2倍になると言われています。今回は、βカロテンを効率的に摂取するため、油を使ったナムルにします。
前回に引き続き、エゴマの実やエゴマ油も使用できます。エゴマ油に含まれるオメガ3脂肪酸には、動脈硬化を防ぐ効果のほか、アレルギーの炎症を抑える効果が期待できるとされており、花粉症対策にも効果的です♪
春菊ナムル
【材料】
・春菊 1束(約200g)
・ごま油 小さじ1
・エゴマ油 小さじ2
・にんにくすりおろし お好みで少々
・塩 小さじ1/4~
・しょうゆ 小さじ1~
・ごま 小さじ1
・エゴマの実 小さじ1
【作り方】
① 油を引かないフライパンにごまを入れて煎(い)り、しばらくしてからエゴマの実を加えてプチプチっと2~3粒はねて音がしたら火を止める。
② 沸騰したお湯に塩(分量外)を入れ、春菊を茎の方から入れて1分ゆでて冷水に取り、よく冷ます。
③ 水気をしっかり絞り、2~3センチの幅に切り、再度絞る。
④ ボウルに全ての材料を入れ、ほぐしながらよく混ぜる。
時間が経ってもおいしく作るポイントは、しっかりと水気を切ること!春菊を切った後、もう一度絞る事で、味がぼやけにくくなりますよ。
このレシピは、ほうれん草や小松菜など他の野菜にも使うことができるので、季節の野菜を使ってアレンジしてみてくださいね♪

富山やくぜん認定店で、ケータリングとお弁当専門店「AKKO.」代表。調理師、バランスボールインストラクターの資格も持つ。よく遊び、よく寝て、よく食べる店主による、料理とエンターテイメントを掛け合わせたお店作りを目指す。大学生の長男、小学生の双子姉妹、保育園児の次男、4児の母。富山市在住。Instagram