
コノコトレポーター
石橋愛弓さん(富山市在住) と茂古沼(もこで)望さん(高岡市在住)の親子
富山県総合デザインセンター(高岡市オフィスパーク5)

食器から車まで
1階にある展示室には、おしゃれな食器から、未来風のかっこいい車までいろいろ並んでいます。センターの平野尊治さんは「この施設は、デザインの力で富山の産業を盛り上げようとしている研究機関です。富山の企業が作ったデザイン性にも機能性にも優れた商品を多くの人に知ってもらいたくて展示しています」と説明してくれました。

未来風の車は、自動車メーカーがモーターショーで発表するために製造した車で、部品の一部を高岡市の企業が作っています。

不思議な筆に夢中
磁気ボードで使う「マグネ筆」という商品も、子どもたちの注目を集めました。筆先には、こてのような形の磁石が付いています。文字を書いてみると、太く力強い線も、毛筆独特のトメも表現できました。「墨汁や紙がなくても書道が楽しめるので、介護施設などで利用されています」と平野さん。センターではこれらの商品を「富山プロダクツ」として国内外に発信しています。
最先端機器やスタジオに驚き
平野さんは「企業からの相談を受けて、一緒に新商品を開発したり、パッケージデザインやPRの手法を考えたりもしています」と話し、一般公開していない2階にも案内してくれました。「デザイン工房」と呼ばれる部屋には、3種類の3Dプリンターや3Dスキャナーなど最先端機器が並んでいます。


そして圧巻だったのが幅11.6㍍、高さ7.25㍍の大型スクリーンで三方を囲まれた「バーチャルスタジオ」です。

スタジオは「2階建ての家がギリギリ入る広さ」で、フロア中央にはターンテーブルもあります。ここでは新商品のPR動画を撮影したり、商品発表会をオンライン配信したり。ミュージックビデオを撮影した音楽バンドもいるそうです。
映像が映し出されると、その世界に入ってしまったような不思議な感覚になり、子どもも大人も感激した様子でスクリーンを見上げていました。
・車が格好良かった。
・マグネ筆で文字を書くのが楽しかった。
・バーチャルスタジオの床が回るのが面白かった。
・バーチャルスタジオの迫力がすごかった。
・こんなすごい施設が富山にあるのを初めて知ってびっくりしました。
富山県総合デザインセンター1階展示室
住所:高岡市オフィスパーク5
開館時間: 9:00-17:00
休館日:祝日・年末年始
入館料:無料
※一般見学は1階展示室のみ
夏休み特別見学会
日時:8月9日(水) 10:00~11:00
定員:親子10組20名
富山県総合デザインセンターへ電話で申し込む。
7月31日締め切り、先着順。
電話:0766-62-0510(平日9:00~17:00)