前回から我が家のHSC(ひといちばい敏感な子)の娘たちの様子を紹介しています。
「HSCあるある」は、聞けば聞くほど、楽になります。
いろんな子がいるから、世の中は面白い。
生きづらさを嘆くよりも、その子のよい面に注目する方が、ずっといいですよね。

  • お母さんが笑顔でいると、安心して1日を過ごせる。
  • お母さんが忙しそうにしていると、自分もそわそわして落ち着かなくなる。周りがバタバタしているだけで、責められているように感じてしまう。
  • 自分への評価が厳しく、どんなことでも、自分が悪いのだと思ってしまう。
  • 人との関わりが深くなるため、少数の友達と深い友情を築く。
  • 映画は、平和や愛がテーマの、幸せな気持ちになれるものが好き。
  • テレビやお話は、かわいそうなシーンが出てくると、つらくて見られなくなる。
  • 怒鳴り声が恐怖。怒っている人が苦手。叱られると、倒れそうになるほど強いショックを受ける。
  • 優しいので、友達から嫌われることがあまりない。(嫌われることをしない)
  • 空想が得意で、いつでも自分の創造する世界の中で楽しめる。
  • 台風の被害や、事件、事故などのニュースが見られない。怖がって、「自分もこうなったらどうしよう」と過度に心配する。
  • お母さんが死ぬことを想像して、一人で泣いている。
  • 同じ部屋にいる人の感情が手に取るようにわかる。そればかりでなく自分も同じ気持ちになる。これはもう、超能力者といってもいいレベル。
  • 髪を切った、部屋の中のものを移動した、など小さな変化にいち早く気がつく。
  • 慎重なので、お小遣いを全部使い切ってしまうなど、大胆な行動はしない。よく考えてから行動し、危ないことはしない。怪我も少ない。人に迷惑をかけることを好まない。その点は、親は安心していられる。
  • 弱い者にはとても優しい。困っている人や、ひとりぼっちの人、おじいちゃんやおばあちゃんには、すかさず手を差し伸べる。こういう時の行動は素早い。
  • 動物の気持ちがわかる。気持ちを持たない草花にも愛情を注ぐ。
  • 人に嫌な思いをさせたくないという気持ちがとても強い。
  • 波風をたてず、自分が我慢をしてでも、平和であることが何より大事。
  • 苦手な人でも、笑顔で声をかけられると、嬉しくなってしまう。どんなにひどい目にあわされても、謝られると、一瞬で許してしまう。結構単純。(笑)
  • 自分のことよりも、相手の幸せを優先して考える。
  • 時々、びっくりするような大人びた発言をする。気づきが深く、精神的成長が周りの友達より早い。高校生の娘は、人生哲学をすでに悟っている。

本当に、周りの子と比べて一喜一憂する必要はないんです。
もうすでに、その子はその子だけの素晴らしさを持っているのですから。

 

◆太田知子(おおた・ともこ)◆

1975年、東京都生まれ。主に子どものイラストを中心に描くイラストレーター。小学生と高校生の2児の母。
著書『子育てハッピーたいむ ななとひよこの楽しい毎日』1~3。『りんごちゃんと、おひさまの森のなかまたち』1~5。『HSC子育てあるある うちの子は ひといちばい敏感な子!』。