親学び講座とは


 県が作成した学習プログラム(親を学び伝える学習プログラム)を使って進める参加体験型講座。幼稚園や保育所、認定こども園、小中学校などで開かれています。

 学習プログラムには、子育て中の“あるある”エピソードが、紹介されています。
仕事から帰って急いで料理を作っているのに、子どもがまとわりついて…、中学生の子どもが何を考えているか分からない…など、ママ・パパなら「分かる―!」と言いたくなるようなエピソードばかり54例。
 ・忙しいお母さん、話を聞いてほしい太郎君(子どもと向き合おう!)
 ・子ども同士のけんかに親がかかわり(かかわり方を考えよう!)
 ・子どもは何を考えているのか?  など。
事例一覧はこちら⇒http://www.pref.toyama.jp/sections/3009/hp/oyamanabi54-pro.html

スマホに関するテーマが人気


 講座でよく使われているのは、ルールを守らずスマホばかり見ている娘に困ってしまう場面を描いた「何時間やっているの!?」。現代のママ・パパたちの悩みを反映しています。「ついイライラしているお母さん」(イライラに対処する)もよく使われています。
 

 


※県教委作成 親学びノート(小・中学生編)より
 出典:富山県ホームページ『子育てネッ!とやま』

話すことで不安が軽減


 講座は4~5人でグループを作り、エピソードについて自分はどう思うか考え、意見を交わします。他の人の意見は否定せず、互いに話を聞き合うのがルールです。
講座の普及に取り組む県教委生涯学習・文化財室の辻ゆかりさんは「答えが出るような講座ではありません。自分の悩みを話したり、他の人も同じように悩んでいることを知ったり、また、いろんな考え方を聞いたりすることを大切にしています。そうすることで、不安を和らげ、親としての学びや気付きにつながっています」と話しています。

親学び講座の詳細は「富山県ホームページ『子育てネッ!とやま』」へ
http://www.pref.toyama.jp/sections/3009/hp/oya_kouza01.html

次回は②ついイライラしてしまうお母さん