前回はお弁当の主菜をご紹介しましたので、今回は副菜をご紹介いたします。
小松菜と切干大根のナムルです。

小松菜には葉物野菜の中ではカルシウムが多く入っています。また、ほうれん草のようにゆでることなく炒め物に使っていただけます。
今回は乾物の中でも非常にカルシウムの多く含まれている切干大根をと合わせてナムルにします。

小松菜には脂溶性のビタミンであるビタミンAが多く含まれており、ごま油と一緒に調理することにより、吸収がよくなります。体の老化を防ぐ抗酸化ビタミン、ビタミンA、ビタミンCも摂取することができます。
カルシウムは体内での吸収はあまりよくありません。毎食コンスタントにとることが必要となります。

お弁当の割合は主食:主菜:副菜=3:1:2が理想的です。
ナムルに、もう1~2品程度もしくは量を増やして、対応しましょう。

日々のお弁当作りはとても大変ですが、成長期に必要な栄養素や食材について少し考えながら作ってみるとよいかもしれません。
また、これからの季節は急な気温の上昇も予想されます。保冷材などはしっかりと用意しましょう。

■小松菜と切干大根のナムル

【材料】2人分

  • 小松菜 … 120g
  • 切干大根 … 10g
  • カニカマ … 20g
  • しょう油 … 5g
  • ごま油 … 3g
  • 白ごま … 6g

【作り方】

  1. 小松菜はよく水洗いし、たっぷりのお湯でゆでます。ゆでたら水を切り、3㎝程度に切ります。
  2. 切干大根は戻しておきます。戻ったら、水を切り、食べやすい大きさに切ります。
  3. カニカマも食べやすい大きさに切ります。
  4. ボウルに調味料をいれ、材料と和えます。
  5. 白ごま、ごま油をからめます。

【栄養成分】

  • エネルギー:42kcal
  • たんぱく質:2.8g
  • 脂質:1.8g
  • 炭水化物:3.7g
  • カルシウム:80mg

 

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。