昭和な人とは…
「とやま昭和100年」企画では、古き良き懐かしき昭和レトロにスポットを当てている。今回は少し趣向を変え、昭和の負の側面を考えてみたい。よく耳にする「あの人、昭和だよね」。この場合、あまりいい意味ではなく、昭和の古い気質からアップデートできていないことを言う。
つい先日、大御所とされる70代の男性アナウンサーがパワハラとセクハラで電撃降板し、無期限の活動自粛で世間を騒然とさせた。「さもありなん」と頭をよぎったのは、20年前にこの男性が司会のために来県した際、目にした振る舞いだ。男性は会場に遅れてやってきてスタッフに横柄な態度だった一方、登壇者の政治家には低姿勢だった。昭和や平成はそれで良かったのかもしれないが、令和の今、ついにレッドカードを突きつけられた形だ。これまで築き上げた功績が水泡に帰し、晩節を汚す結果となってしまった。

今の時代、増長した言動で表舞台から「退場」を告げられることも(画像提供:PIXTA)
昔は許されたのに…
昔は当たり前でも今は決して許されない言動は、枚挙にいとまがない。そんな「昭和OK令和NG」について考えてみる。
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