蒸し暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。扇風機やクーラーがないと快適に寝つけない方も多くいらっしゃるかと思います。

 「梅雨型熱中症」についてのニュースを目にすることもあるでしょう。今回は、この時季に多い「隠れ脱水」の観点もふまえ、熱中症対策についてお話ししたいと思います!

湿度が高い今こそ「隠れ脱水」に注意!

 熱中症というと、気温が高い真夏や、直射日光の当たる場所で過ごすと発症するというイメージかと思いますが、実は気温と同じくらい重要なポイントが「湿度」なんです。

湿度は熱中症を予防する上で重要(画像提供:PIXTA)

  湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、身体に熱がこもりやすくなります。梅雨に洗濯物が乾きにくいのと同じで、汗が蒸発しにくいことで体温が下がりにくくなってしまうのですね。実際、8月よりも6月の方が、熱中症による救急搬送が多かったという病院もあるほど。ジメジメしたこの時季に「梅雨型熱中症」にならないよう、今すぐ対策を取ることが大切です。

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