仕事をしながらの子育ては、毎日が時間との闘いです。うまくいかず落ち込む日もあります。好きな仕事を続けてきたワーママたちは、悩んだ時、どうやって乗り越えてきたのでしょうか。プレステージ・インターナショナル富山BPOタウン(射水市)富山業務部マネージャーの三國香織さん(45)に話を聞きました。

自動車の故障や事故などで困っておられる方からの電話に対応し、ロードサービスや代替交通手段などを手配するコールセンターで、管理職として働いています。入社当初はオペレーターの一人でしたが、現在はクライアント(損害保険会社や自動車メーカーなど)とのやりとりや、オペレーターの育成が主な仕事です。

担当するロードサービスチームは24時間、365日稼働するため、スタッフの働き方も抱える課題もさまざま。相談を受けることも多くあります。そんな時には自分の経験を振り返ってアドバイスし、これまで自分が支えてもらったように精一杯サポートしています。その繰り返しが、チーム全体のスキルアップにつながっています。

家庭では小学生の娘二人の子育て中ですが、私たちも互いに支え合うことで少しずつ成長していて、家族もチームなんだなと実感しています。

困りごと解決する仕事に達成感

入社したのは2015年。長女の出産を機に仕事をやめ、育児に専念していたのですが、下の子が1歳になって復職を考え始めた時に、富山BPOタウンが開設されることを知りました。

コールセンターは誰が対応しても適切な対応ができるよう研修制度が充実していて、もし子どものことで急に休んでもサポートしてもらえることや、社内に保育園が併設されていることに魅力を感じ、挑戦してみようと決めました。

実際にオペレーター業務に就き、お困りごとを解決に導く仕事に、達成感を得ることができました。

みんなが働きやすい職場づくりを

マネージャーに昇格したのは入社から6年後でした。最初は覚えることがたくさんあり定時に帰れないこともありましたが、学童に延長をお願いしたり、主人に迎えに行ってもらったり、上司に仕事をカバーしてもらったりして乗り越えることができました。

職場での今の目標は、チームの成長を促せるようにスタッフが働きやすい環境を整えること。家庭では、子どもが小学生のうちはどんどん関わって、中学生になったら少し距離を置きながらサポートし、成長を見守りたいと思っています。