仕事も家族と過ごす時間も大切にしたい―。多くのワーママに共通する願いではないでしょうか。今回は、野球チームに入る息子の送迎に毎日慌ただしく過ごしながらも自分のペースで働く第一生命保険(富山支社桜橋営業オフィス勤務)の坂田広夢さん(39)に話を聞きました。

子どもたちに夢をもらって

小学5年、小学3年、年長の3人の息子を育てながら、保険の営業の仕事をしています。夫が単身赴任中のため、平日は1人で育児や家事をこなします。長男と次男が野球チームに入っているので、放課後練習の送迎などもあり慌ただしい毎日ですが、頑張る子どもたちの姿に元気や夢をもらっています。

 

柔軟な働き方を選択

以前は航空会社で客室乗務員をしていましたが、1カ月のうち10日ほどしか家にいられなかったことから「家族との時間を確保したい」と思い、結婚を機に今の仕事に転職しました。

育児休暇は3回取得しました。自分で時間の調節ができるので、子どもとの生活を軸に考えながら仕事のスケジュールを入れるなど、自分のペースで働くことができます。子どもに何かあったときには「休んでいいよ」と快諾してもらえるおかげで両立できているのだと感謝しています。

やりがいを感じるのは、保険に求めるものが一人一人違う中で、お客さまに合う商品をプランニングし、お役に立てたときです。やりがいや使命感が得られるからこそ、働き続けているのだと思います。

親が関われるのは小さいうちだけ

子育てで大事にしているのは、外遊びと睡眠の時間を十分に取ることです。長男と次男の野球の練習が毎日2時間あり、その間は三男の外遊びの時間にあて、縄跳びをしたりして一緒に遊んでいます。帰宅後には、お風呂や食事を済ませ、午後9時には寝かせたいので、夕食は朝、子どもが起きる前に作っています。

週末は、「子どもに会いたい」と夫が赴任先から戻るので、子どもの野球の試合を一緒に観戦します。普段家にいない分、夕食は料理の得意な夫が手の込んだものを作ってくれています。

毎日の練習や週末の試合など、子どもの野球が中心の生活は、大変なことも多いのですが、親が深く関わることができるのは、きっと子どもが小さなうちだけだと思うので、存分に楽しみながら乗りきりたいと思います。