前回までは「暑熱順化」についてお話をしました。
熱中症に強い体をつくるには、体温調節の鍵となる血液量を増やすことが重要です。
血液量が増えると…
・皮膚に血液を集めて放熱する
・血液から汗をつくり、その蒸発によって体温を下げる
といった働きが活発になり、熱中症対策に役立ちます。
そこでおすすめしたいのが、運動後の牛乳の摂取。息が弾むくらいの運動を行い、その直後にコップ1杯の牛乳や乳製品を取ると血液量が増加します。
牛乳・乳製品が苦手な方は、フルーツを加え、ミックスジュースやフルーツヨーグルトなどに変化させると、味わう楽しみも増えますね。
今回は「牛乳だけでは飲みにくくて苦手」という方に、少し甘めのミルクシェイクをご紹介します。市販のアイスクリームと牛乳で手軽に作ることができますよ。
■ミルクシェイク
【材料】2人分
バニラアイス … 150g
牛乳 … 300ml
【作り方】
①ミキサーにバニラアイス、牛乳を入れて、滑らかになるまで撹拌(かくはん)し、コップに注ぎます。
※牛乳・乳製品アレルギーの方はお控えください。アレルギーのない方も、飲み過ぎには注意してください。
◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆
管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。