目の下のくまやくすみ、しみなどを隠してくれるコンシーラー。手放せないという人は多いかもしれません。
ただ、正しく使わないと、浮いたりよれたりして、より目立ってしまい、悩みを深めてしまうことがあります。
お店にはいろんなタイプの商品が並んでいて、何を選んでいいか分からないという方も多いと思うので、今回は、悩みに応じた選び方と正しい付け方をお伝えします。
まずはタイプ別に特徴を紹介します。(写真は、幸田さんがヘアメークで使用している商品です)
■リキッドタイプ…液状で伸びが良く、初心者でも使いやすい。
■クリームタイプ…クリーム状でチップや筆でぬる。パレットに2~6色入っている商品のがあり、一つ買えばいろいろな悩みに対応できる。
■固形タイプ…硬い質感のため肌のカバー力は上がるが、肌になじみにくく、よれやすい。
リキッドファンデ→コンシーラー→パウダーがベスト!
リキッドファンデーションを使っている場合は、ファンデーションを塗った後にコンシーラーをつけます。
一方で、パウダーファンデーションの場合は、コンシーラーをつけてからファンデーションを塗ります。順番が逆になると、重ねた部分がよれてしまいます。
くまがひどい場合は、リキッドファンデーション→コンシーラーの順に塗り、最後にパウダーファンデーションで押さえるのがベストです。
くまの色で使い分け
くまは、原因によって色味が異なります。色に合わせてコンシーラーを選びましょう。
◆青色のくま→オレンジ系コンシーラー 「顔色が悪いな」と感じる時、目の下にできている青っぽいくまのこと。オレンジ系コンシーラーは、パレットタイプには必ず入っています。
◆茶色のくま→イエロー系コンシーラー こすった部分にできやすいくま。目をよくこする人は目尻やまぶたに、鼻を触る癖のある人は小鼻にできることが多いです。
◆黒色のくま→ベージュ、オークル色コンシーラー 加齢による皮膚のたるみや、骨格などが原因でできるくま。目の下に、ハの字にできる黒っぽい影のようなくまが典型的です。
しみ・にきびはポイントで
コンシーラーは、隠したい部分にだけつけるのが基本です。たるみによる線状のくまなら、コンシーラーも線状につけます。しみやにきびは、くまに比べて小さいので、筆やチップを使って、その形どおりにピンポイントでつけましょう。
つけた部分が目立つ場合には、境界をぼかします。その際、コンシーラーを広げすぎないよう気を付けましょう。
悩みがある所には まず保湿を
コンシーラーを付けた部分がくすんだり、乾燥してしわになったりして「コンシーラーを付けると、より目立つ!」という声もよく聞きます。
そんな方に、トライしてみてほしいことがあります。
◆コンシーラーを使い始めるときは、リキッドタイプから試す。クリーム、固形タイプより脂分が多く肌になじみやすいので、しわになりにくい。
◆コンシーラーをつけた後、乾燥してしわになってしまう場合は、スキンケアの段階で、その部分にいつもの2倍以上クリームを塗る。
◆くすみは、コンシーラーではなくピンク色の下地でトーンアップ。薄いしみも、ファンデを重ね塗りしてみる。それで隠せるなら、コンシーラーを使わない。
「悩みがある」「隠したい」と思う部分は、そもそも保湿が足りていなかったり、知らず知らずこすっていたりして、何らかのトラブルがある場所です。隠すだけでなく、スキンケアも見直せたら良いですね。