種まきの時期は、大きく分けて年2回。春の花は秋、夏の花は春にまくというスケジュールです。

9月〜10月は、来年の春に向けて種をまく時季。今回は、子どもと一緒に遊び感覚で楽しめる方法をご紹介します。

種団子です。

種団子は、泥の団子にさまざまな草花の種、肥料を練りこんでいます。育つと、花が自然に咲いているような風景が楽しめるんですよ。

昨年秋に植えた種団子の作り方と、成長過程をご紹介します。

材料】(種団子30個分)
ケト土…300ミリリットル
赤玉土(小粒)…130ミリリットル
ニ価鉄イオン水(水で100倍に希釈)…適量
緩効性肥料…15グラム
珪酸塩白土(粒)…15グラム
珪酸塩白土(粉)…15グラム
花の種(ミックスタイプ)…10グラム

材料は、園芸店で手に入ります。

花の種はこちらです。インターネットで購入しました。

作り方

①ケト土7:赤玉土3 の割合で混ぜます。

 

②二価鉄イオン水を加え、赤玉土の塊がなくなり、全体になじむまでよく混ぜてこねます。耳たぶくらいのやわらかさになればオッケー👌
③野球ボールくらいの大きさに丸めます。「親団子」です。

※種団子の生地を多めに作り、すぐに使わない場合は、密閉できるビニール袋などに入れて冷暗所に置けば数ヶ月保存できます。

④親団子を崩し、ミニトマトの大きさの「子団子」に分けます。一つの親団子から10個作ります。今回は全部で30個できました。
⑤緩効性肥料と珪酸塩白土(粒)をひとつまみ入れ、丸めます。
⑥上下に花の種をつけ、手のひらでコロコロしてなじませます。
⑦発芽しやすくするため、表面に珪酸塩白土(粉)をまぶします。
⑧土になじみやすいよう、種団子を軽く平らにつぶします。土を少し掘って約20~30センチ間隔で植えます。種団子が少し見えるくらいに土をかぶせます。

白い粉が、種団子の目印になりますね!

⑨最後にお水をあげます。

 

続いて、昨年10月中旬に種団子を植えてから、成長した様子をお届けします。

■昨年10/25 発芽しています🌱

■昨年12/5 順調に大きくなっています。

プランターにも植えました。

■4/25 ネモフィラが、チューリップと一緒に咲きました!

■5/23 黄色のエスコルチア(左)、ピンク色のアグロステンマ(中央)、薄いピンク色の矢車菊(右)が咲いています(*'▽'*)

■5/30 アグロステンマは花の数が増えました(左)。青色の矢車菊も見られ(右)、6月半ばまで長い期間、咲き続けました。

残念ながら、発芽しなかった花も2種類ありました。

そこで、その2種類を含む4種類の種を購入。この春、特に良く咲いた矢車菊、アグロステンマから種を採取しました!自宅で保管していた種も加えると、昨年使ったミックス種と、ほぼ同じ内容になりました。

ミックスタイプの花の種は、園芸店の種コーナーにも並んでいます。

この秋も、種団子を使って種まきをする予定です!

種団子を作ること自体が楽しく、泥んこ遊び感覚で楽しめます。土の感触は気持ちがいいものです!

小さなお子さんからお年寄りの方まで、みんなでわいわい作る種団子は、花育にもおすすめですよ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)

五十嵐直美
ガーデニングが趣味で、自宅の庭で花や野菜を育てるほか、ハンギングバスケットマスターとして街を花で彩る活動にも参加している。寄せ植えワークショップも不定期開催中。第4-5期コノコトレポーター。富山市在住。