老若男女、皆ラーメンが大好き。昭和・平成・令和に創業した店のラーメンをそれぞれ並べると、昔から変わらない味のほか、定番、最旬の一杯がそろいました。通して見ると、時代を映しているようにも感じられます。どの年の人にも刺さるラーメンが、ここにあります。(情報は取材時の内容です)

麺屋ひろまる 福光本店(南砺市)

平成17(2005)年オープン

まるで山 北陸初の二郎系

「でかまるラーメン」(1,100円) 毎日打ち立ての自家製麺が具の下に潜む。ニンニクがどんと盛られるのも特徴の一つ

分厚いチャーシューや野菜がそびえ、まるで山。15年以上前から提供される「でかまるラーメン」は、店主の河合洋昇(ひろのり)さんによると北陸初の二郎系ラーメン。二郎系はあふれそうな野菜のほか、濃厚なスープや極太麺などが特徴。でかまるラーメンは、太麺が普通の倍の300g、野菜は350~400gと、やはりボリューミー。

スープは甘みのある豚骨がベースで、まろやか。「高齢の方も注文されますよ」と河合さん。

二郎系のほか、まぜそばや洋風ラーメンなども先進的に提供。「これからも新しいラーメンに挑戦していく」。進取の精神にあふれる店だ。

「花びらソフト」(460円) ジェラートの全国大会2位に輝いた瑶子さんが手がける。舌触りは滑らかで、ホイップクリームのような食感
店主の河合洋昇さん(左)と妻の瑶子さん

 

はじめ家(魚津市)

平成13(2001)年オープン

大勢がとりこ 横浜家系四天王

「ラーメン のり増し」(1,020円) 並盛りの「ラーメン」(900円)に、のり(120円)を追加した

開店前から並ぶ人で列ができる。横浜家系ラーメンの総本山「吉村家」(横浜市)からのれん分けした「はじめ家」だ。のれん分け店の中でも四天王と呼ばれる。「ラーメン」は、豚骨と鶏がらがベースのこく深いスープに特製しょうゆだれが加わり、一度口にするとまた無性に食べたくなる味。多くの人をとりこにしている。

毎日先着10人に金の丼で提供。写真は並盛りの「ラーメン」(900円)

「開業前、この辺りのラーメンといえばあっさりしかなかった。オープン当初はこってりとした家系の認知度は低くて大変だった」と店主の小沢肇さん。3月で四半世紀がたつ。今や大人気店。最近、駐車場を増設した。昼時を過ぎても客足は途絶えない。

店主の小沢肇さん(左)と妻の理恵さん

 

麺屋丸超 富山インター店(富山市)

平成27(2015)年オープン

奥深い辛さと濃厚なごまの風味

「タンタン麺」(1,034円) 水分量や卵の割合が多い専用麺を使っている。スープとの一体感は抜群

富山市内に3店舗を構える「麺屋丸超」。富山インター店のみで提供する「タンタン麺」が、激辛グルメ日本一を決める「KARAー1万博グランプリ」で2024年にグランプリを獲得。辛いもの好きから注目を集めている。

鮮やかなだいだい色のスープは見るからに刺激が強そう。「辛さ」はレベルを0から5、「シビレ」は0から3の間で選べ、優勝したタンタン麺に近いのは5辛・3シビレ。押し寄せる辛さの中に、ごまの香りやうまみがしっかり感じられる。さらにさんしょうの爽やかな風味が重なり、複雑で深みのある味わいに驚くはず。汗をかきながら箸が止まらなくなること間違いなしだ。

「もつ味噌ラーメン」(1,210円) 国産モツがたっぷり。自家製の唐辛子みそを溶かして味変も楽しんで
マネージャーの村上幸一さん

撮影:南部スタジオ