老若男女、皆ラーメンが大好き。昭和・平成・令和に創業した店のラーメンをそれぞれ並べると、昔から変わらない味のほか、定番、最旬の一杯がそろいました。通して見ると、時代を映しているようにも感じられます。どの年の人にも刺さるラーメンが、ここにあります。(情報は取材時の内容です)
麺屋ひろまる 福光本店(南砺市)
平成17(2005)年オープン
まるで山 北陸初の二郎系

分厚いチャーシューや野菜がそびえ、まるで山。15年以上前から提供される「でかまるラーメン」は、店主の河合洋昇(ひろのり)さんによると北陸初の二郎系ラーメン。二郎系はあふれそうな野菜のほか、濃厚なスープや極太麺などが特徴。でかまるラーメンは、太麺が普通の倍の300g、野菜は350~400gと、やはりボリューミー。
スープは甘みのある豚骨がベースで、まろやか。「高齢の方も注文されますよ」と河合さん。
二郎系のほか、まぜそばや洋風ラーメンなども先進的に提供。「これからも新しいラーメンに挑戦していく」。進取の精神にあふれる店だ。


はじめ家(魚津市)
平成13(2001)年オープン
大勢がとりこ 横浜家系四天王

開店前から並ぶ人で列ができる。横浜家系ラーメンの総本山「吉村家」(横浜市)からのれん分けした「はじめ家」だ。のれん分け店の中でも四天王と呼ばれる。「ラーメン」は、豚骨と鶏がらがベースのこく深いスープに特製しょうゆだれが加わり、一度口にするとまた無性に食べたくなる味。多くの人をとりこにしている。

「開業前、この辺りのラーメンといえばあっさりしかなかった。オープン当初はこってりとした家系の認知度は低くて大変だった」と店主の小沢肇さん。3月で四半世紀がたつ。今や大人気店。最近、駐車場を増設した。昼時を過ぎても客足は途絶えない。

麺屋丸超 富山インター店(富山市)
平成27(2015)年オープン
奥深い辛さと濃厚なごまの風味

富山市内に3店舗を構える「麺屋丸超」。富山インター店のみで提供する「タンタン麺」が、激辛グルメ日本一を決める「KARAー1万博グランプリ」で2024年にグランプリを獲得。辛いもの好きから注目を集めている。
鮮やかなだいだい色のスープは見るからに刺激が強そう。「辛さ」はレベルを0から5、「シビレ」は0から3の間で選べ、優勝したタンタン麺に近いのは5辛・3シビレ。押し寄せる辛さの中に、ごまの香りやうまみがしっかり感じられる。さらにさんしょうの爽やかな風味が重なり、複雑で深みのある味わいに驚くはず。汗をかきながら箸が止まらなくなること間違いなしだ。


撮影:南部スタジオ