1995年1月17日に発生した阪神大震災から31年。この震災は、日本の防災のあり方を大きく変えた自然災害の一つとして、繰り返し検証されてきた。webunプラスでも阪神大震災の教訓をテーマに、さまざまな記事を公開している。これまでの記事を振り返りながら、いつ起きるかわからない地震に備えて課題を見つめ直す。
ビジュアルニュース『阪神大震災30年』は、被災地の様子を当時と現在の写真で紹介する『定点記録 震えた町で』と、阪神大震災関連の新聞用特集記事を再構成した『あの日から』で構成。震災の教訓や復興のプロセス、被災地の当時と今の様子などをまとめている。
『天気予報で街が青色に』は震災当時、神戸海洋気象台(現・神戸地方気象台)予報課長だった専門家の講演を詳報。適切な情報発信の在り方や重要性について伝えた。
能登で浮かび上がった課題
阪神大震災をきっかけに防災体制が充実してきた一方で、2024年1月1日の能登半島地震では、過去の災害でも指摘されてきた問題が再び表面化した。高齢者や障害のある人、外国人など避難に支援を必要とする人への対応、道路寸断などによる集落の孤立、避難生活の長期化に伴う心身の負担や生活再建の難しさなどだ。
『「やさしい日本語」って?』では、阪神大震災の際に日本人の死傷者は約1%だったのに対し、外国人は2%以上に及んだことなどを教訓に提唱された「やさしい日本語」を紹介。『聞こえなかった1.1震災』では、重度の難聴の女性の避難経験を基に、聴覚障害者への防災情報の伝達方法などの現状に迫った。
地震の危険、日本どこでも
富山県は能登半島地震を踏まえた地震と津波のシミュレーション調査で、全15市町村でいずれも震度7の地震が起こる恐れがあるとした震度分布をまとめ、14日に発表した。15日には富山県東部を震源とする地震も相次いだ。
『地震の危険、日本どこでも』で専門家が指摘している通り、いつどこで地震が起きてもおかしくない。シリーズ『防災とやま』では、地震に限らず災害関連の情報発信に取り組んでいる。災害を「遠い出来事」とせず、自分の生活に引き寄せて考え続けるきっかけとしてほしい。
