高岡向陵高校相撲部で全国高校総体団体戦3位など、優秀な成績を残した3年生が今春、新たな道に進む。水島礼煌(黒部市出身)は大相撲の高砂部屋などからスカウトされる中、全国学生相撲選手権で32度の優勝を誇る名門・日本大に進学する。節目を迎えた胸中を聞いた。

申し合い稽古に臨む水島(右)=高岡向陵高
同校相撲部は1日、3年生の追い出し相撲を行った。水島にとっては母校で最後の稽古。「3年間キツいこともあったが楽しかった。(高岡)向陵に来て良かったと思うし、正直ちょっと寂しい。もっとここで相撲を取りたかった」。新しい世界に飛び込む期待以外の感情も渦巻いている、そんな表情を見せた。
この日は四股などの基礎稽古で汗を流した後、申し合いを実施。水島は来年度のエースと目される2年生の井畠悠希らと肌を合わせた。3人目ともなると息が上がった。その後に待っていたのは、後輩たちや中山昌監督、コーチ、OBとのぶつかり稽古。「めっちゃ疲れました」と苦笑い。2月に寮から実家に戻っており、土日に練習に参加していたが、本格的に相撲を取るのは久々だった。
抱えていた体の不安
母・香奈さんも稽古場に顔を出した。水島が同校に入学してから、稽古を見学するのは初めてという。卒業式を終えると、すぐに息子は日本大相撲部の寮に入る―。当然、心配だらけだ。それは県外に1人で旅立つという理由だけではなかった。
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