バレーボールSVリーグ女子2025-26シーズンを戦うKUROBEアクアフェアリーズ富山は、残り10試合となり終盤戦を迎えている。14勝20敗で14チーム中11位(成績はすべて5日現在)につけており、上位8チームで争われるチャンピオンシップ出場を目指す。チーム浮沈のカギを握る存在といえるのが、アウトサイドヒッター(OH)のアイリス・ショールテン。チーム得点王であるOHレーナ・シュティグロートの影に隠れていた印象があったが、昨年末からは点取り屋としての本領を発揮している。

信頼感じる、セッターからのトス
昨シーズンのSVリーグ女子では、8位チームが23勝21敗、9位チームは20勝24敗。勝率5割をまたぐ形で、チャンピオンシップ出場の明暗を分けていた。混戦模様の今シーズンは、16勝18敗のデンソーが8位に位置し、アクアにもチャンピオンシップ出場の可能性が十分残されている。
今季の総得点をみると、シュティグロートが621でリーグ4位の好成績だ。チーム2位のショールテンは396でリーグ21位だが、皇后杯開催に伴う中断を経てリーグが再開された昨年12月から得点数を伸ばしている。チームとしても、バックアタックを試みる回数が増えるなど、ショールテンの攻撃力を生かそうという姿勢がうかがえる。

本来のポジションがオポジットであるショールテン。アクアでの2シーズンは、ミドルブロッカーとして出場を重ねるなどマルチに活躍してきた。「昨シーズン、セッターの選手たちとはミドルでのプレーに関して信頼を深めてきましたが、オポジットの部分では難しさを感じていました。オポジットでの関係性も今シーズンはできてきて、(主戦セッターの安田)美南さんも、私を信じてトスしてくれることが増えました。信じてもらえるからこそ、自分も力を出したいと思っています」と、連係強化に手ごたえを感じている。
26歳ながらキャリアは豊富で、母国オランダを振り出しに、ドイツ、中国、イタリア、そして日本と渡り歩いてきた。繰り返してきたチームメートとの関係構築こそが、ショールテンにとって最大の武器なのかもしれない。
シュティグロートが去ったチームに加入
バレーを高い水準でプレーしてきた両親をもつショールテンは、5歳ごろから母の開くバレー教室で競技を始めた。
