ひき肉は変幻自在。さまざまなおいしいメニューに姿を変えます。この3月号を発行する2月26日は「シュウマイの日」。近く「メンチカツの日」も訪れます(3月7日)。ひき肉に縁がある時期かも?! なら、存分に味わおうではありませんか。あまたあるひき肉料理から、あなたの好みを探してみて。(情報は取材時の内容です)
<ロールキャベツ>
洋風食堂トロワ(富山市)
キャベツと肉のうまみ最大限に引き出す

テーブルナイフの刃が、やわらかいロールキャベツにすっと吸い込まれてゆく。県産の牛肉と豚肉の合いびきを丁寧に練った肉だねは滑らかな舌触りだ。キャベツの甘さと肉のうまみ、滋味豊かなスープが一体となって、体にじんわりと染み込む。店主の吉野公祥(きみよし)さんは「素材の味を限界まで引き上げたい。キャベツはゆで方が全て」と力を込める。

亡き祖母宅をリフォームした店内はコテージ風で、どこか懐かしい風情。庭を望む大きな窓には、かつての縁側の面影が残る。「フレンチをベースにした洋食をカジュアルに楽しんでほしい」と吉野さんは話す。

<ハンバーグ>
グリル松(朝日町)
ソースじゅうじゅう 肉汁じゅわっ ビッグサイズも人気

ハンバーグがのった熱々の鉄板に、デミグラスソースがかかる。創業半世紀超の洋食店が提供する「鉄板焼きハンバーグ」は、ソースがじゅうじゅう焼ける音が響いて湯気が立ち上り、食欲をかき立てる。細びきの牛肉を使ったやわらかい仕上がりで、かむと肉汁がじゅわっと染み出る。
ハンバーグは鉄板焼きのほか煮込みもあり、特に人気。サイズは120gから要予約の1kgの6段階から選べる。ビッグな1kgはお祝いにテイクアウトされることが多く、子どもの誕生日にバースデーケーキならぬ〝バースデーハンバーグ〟として食卓を彩ることも。


<ボロネーゼ>
イタリアンキッチンオリーブ(氷見市)
生パスタで堪能 氷見牛の甘みと香り

氷見牛や、農薬と肥料を用いずに育てられた「自然栽培野菜」など、氷見の食材の魅力を存分に楽しめるレストラン。「氷見牛ボロネーゼ」は氷見牛のひき肉をふんだんに使ったぜいたくなパスタだ。粗びき肉を香味野菜や地元産原木シイタケと丁寧に炒め、自家製デミグラスソースを加えることで、こくと深みのある味わいに仕上げている。「氷見牛ならではの強い甘みや豊かな香りを生かしました」とオーナーシェフの梶敬三さん。粗びき肉の歯応えが心地よく、かむごとに口いっぱいにうまみが広がる。モチモチの生パスタとの相性も抜群だ。


撮影:竹田泰子、南部スタジオ