きょう11月19日は「世界トイレの日」です。2013年の国連総会で正式に制定されました。2001年11月19日に「世界トイレ機関(WTO:World Toilet Organization)」および「世界トイレサミット」が創設されたことを記念しています。

  日常的にトイレが使えず、困難に直面している人が世界には未だ多い現状について知ってもらい、改善につなげていくことが制定の目的です。 国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)でも「2030年までに、すべての人が安全な水とトイレを利用できる状況を実現し、その持続可能な管理を確立する」が目標の一つに掲げられています。水質管理の向上や野外での排せつの撲滅などを目指し、毎年この日に合わせて世界各地でさまざまな行事が催されています。 

 この日に合わせ、トイレに関する記事をまとめて紹介します。生活に欠かせない身近な場を改めて見つめ直してみませんか。

ユニセフ「世界トイレの日プロジェクト」

 下記記事では、全国の公立小中学校のトイレにある洋式便器の割合について、富山県は2020年、2023年のいずれの調査でも都道府県別で1位だったことを伝えています。

  男性用トイレにサニタリーボックス(汚物入れ)を設置する自治体が、富山県内でも増えつつあることも伝えました。

  清潔志向を背景に普及が進んだ温水洗浄便座も、故障を放置して使用し続けたり経年劣化したりすると、事故につながる恐れがあることを紹介しました。

 災害時のトイレの確保は、健康状態にも影響を及ぼしかねない重要な課題です。富山県はトイレトラック導入に向けたクラウドファンディングを実施しています。