脂がのってきておいしい、とやまジビエを味わえる季節がやってきます。ジビエ料理というと、専門店やフレンチ、イタリアンのコース料理でしか味わえないというイメージを持つ人がいるかも。富山には、ランチタイムに気軽に注文できるお店がジャンルを問わずありますよ! おいしいジビエを食べに、おでかけしませんか?(情報は取材時の内容です)

base cafe watsuki(ベースカフェワツキ)(富山市)

ジビエの入り口におすすめ
シカのおしゃれなキーマカレー

「鹿肉のキーマカレー」(1,700円)
前菜・スープ・ドリンク付きの価格。キーマカレーは爽やかな酸味が印象的

県産シカにトマトやスパイスを合わせたキーマカレーを、県産米を使ったターメリックライスの上に盛り付ける。周りには彩りのいいサラダを配し、複数種の前菜、スープなども付く。「鹿肉のキーマカレー」を頼めば、おしゃれでぜいたくな気分に浸れる。
富山市大沢野地域の自然豊かな場所にあるカフェは、他にもジビエ料理が豊富だ。イノシシを使ったラグーソースのパスタや取り分けのディナーコースなどを提供している。店長の田畑智一さんは「ジビエの入り口にうちの店がなれたら。富山産のおいしさを気軽に味わって」と話す。

店長の田畑智一さん

Family Kitchen Kamome(ファミリーキッチンカモメ)(黒部市)

イノシシのうまみを
パスタで手軽に

「いのししボロネーゼ スープサラダセット」(1,150円)
玉ネギやセロリなど香味野菜をたっぷり使う。癖がなく食べやすいので、ジビエ初心者にもおすすめ

県産イノシシのミンチ肉をふんだんに使う「いのししボロネーゼ」は、ジビエを手軽に味わえる一皿だ。粗びきのミンチは弾力があり、かみしめるほどにうまみが感じられる。自家製トマトソースとデミグラスソースを合わせた、甘めでこくのある味わいは、子どもでも食べやすいと好評だ。元々は期間限定メニューだったが、人気のため現在は通年で提供している。
「イノシシは鉄分やビタミンBが豊富。ジビエをもっと身近に感じてもらえたら」と店長の畑謙太郎さんは話す。店は道の駅KOKOくろべのフードコートにあり、立ち寄りやすいのもうれしい。

店長の畑謙太郎さん

撮影:南部スタジオ