富山でおでかけを楽しみたい! 
そんな声にお応えして、特定のエリアをちょこっと巡ってみました。
今回は氷見・商店街周辺編です。

(情報は取材時の内容です、各スポットの営業時間などの詳細は最後にリンク)

 

さまざまな店が軒を連ねる氷見市の商店街。長年地元で親しまれてきた店に加え、近年は新規出店が増えている。魅力あふれるエリアで、ものづくり体験や食事を楽しもう。

「無水スパイスカレー スパイシーチキン」(右、1,000円)は辛さの中にうまみを感じる。「マルゲリータ」(800円)はバジルの香りが爽やか

まずは氷見郵便局近くにあるカフェバー「1.5(イッテンゴ)」でランチ。グレーとピンクの内装がスタイリッシュな空間で、カレーやピザが味わえる。「無水スパイスカレー」は水や小麦粉を使わず、スパイスや肉などをじっくり煮込み、うまみたっぷり。自家製フキノトウみそやキャロットラペといった副菜を混ぜながら食べると、一層奥行きのある味わいが楽しめる。

おしゃれな店内は女性一人でも入りやすい

「FCTRY(ファクトリー)」ではシルクスクリーン体験に挑戦。シルクスクリーンはメッシュ状の穴にインクを通して印刷する技法で、バッグやTシャツなどに好きな図柄をプリントできる。最初はデザインを準備。自分で描くか、店のオリジナルデザインを使うか選べるので、絵心に自信のない人も安心だ。製版など印刷の準備はスタッフが進めてくれるので、その間にインクや生地の色をセレクト。どれにしようか迷う時間も楽しい。

生地とインクの色を選ぶ。「迷ったらアドバイスもできますよ」と田中さん

インクをスキージー(へら)で刷り込んで乾燥させたら、自分だけのアイテムの出来上がり。「色の組み合わせ方やプリントの位置などで個性が出ますよ」とスタッフの萩原麻衣子さんと田中祥恵さん、小嶋景子さんは笑顔で話す。手順はシンプルだが、完成時の達成感は格別だ。料金はバッグ1500円から、Tシャツは2千円から。その他に製版代が必要(2千円から)。長袖Tシャツやスエットなどにもプリントできる。

版をバッグの上に置いてインクをのせる。斜め45度の角度でゆっくり動かそう
出来上がり

体験を楽しんだ後は、喫茶店「マイケル」で一休みしよう。漫画本や昭和のゲームテーブルが置かれた店内はノスタルジックな雰囲気。店主の清水英洋さんと母の千恵子さんが優しく迎えてくれる。「フルーツサンド」は、「パンのふわふわ食感を大事にしたいから」と注文ごとにパンをスライス。クリームや果物がはみ出すほどのボリュームで、食べ応え十分だ。引きたての豆で入れるコーヒーと一緒に堪能しよう。

「フルーツサンド」(750円、手前)と「ウィンナーコーヒー」(550円)。フルーツサンドはテイクアウトもできる

(ゼロニイ編集室サカイ)

今回の旅で使ったお金
 無水スパイスカレースパイシーチキン 1,000円
 マルゲリータ 800円
 セットドリンク 200円
 シルクスクリーン体験 9,500円
 フルーツサンド 750円
 ウィンナーコーヒー 550円
合計12,800円

撮影:南部スタジオ