SNS(交流サイト)を悪用した投資詐欺被害を未然に防いだとして、富山南署は9日、ファミリーマート富山上二杉店(富山市上大久保)の桑本洋行オーナー(46)と店員の都築綾さん(29)、中島朋恵さん(33)に感謝状を贈った。
都築さんと中島さんは6月20日昼、70代の男性客から電子マネー4万円分を購入したいと頼まれ、高額であることを不審に思って理由を尋ねた。男性が「電話で指示された」などと話したため、詐欺の可能性を疑い、同署に通報した。
同署によると、男性は著名人をかたる虚偽のインターネット広告へのアクセスをきっかけに、電子マネーの購入を指示されていた。
3人は同署での贈呈式で平野聡署長から感謝状を受け取り、「お客さんの被害を食い止められてうれしい」と話した。