「県庁舎の新設要望」との記事が1月31日付の北日本新聞朝刊に掲載された。県議会の自民党2会派が富山市中心部の活性化などを目的に新田八朗知事に要望した。現在の庁舎が建てられたのは1935(昭和10)年で、既に築90年。建て替えの話が出てもおかしくない。では90年前、現庁舎はどのようないきさつで新設されたのだうか。当時の新聞を調べると、30(昭和5)年の焼失に伴う新築のようだ。県政の心臓部だけに、かなりの混乱を来したことだろうと記事を読み進めると、現代では想像もできない騒動まで引き起こしていたことが分かった。
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