4月6日に富山市婦中町古里地区で開かれる「第37回ふちゅう曲水(きょくすい)の宴(えん)」(北日本新聞社共催)のPRポスターが完成した。地元住民でつくる実行委員会(山田政夫委員長)が来場を呼びかけている。

 曲水の宴は、1989年から同市婦中町長沢の各願寺と婦中ふるさと自然公園で開催。各願寺の庭園にある曲がりくねった水路沿いに平安貴族の衣装を着た歌人が並び、短歌をしたためて朗詠する。富山藩主が花見に訪れる様子を再現した入山行列や、地元園児によるアトラクション、婦中地域の団体による獅子舞もある。

 今回のポスターには、昨年の写真を採用した。水路を流れる杯を静かに見つめる歌人役と、杯を竹の棒で誘導する平安衣装姿の児童生徒が、イベントの優雅な雰囲気を伝える。