おやつから工芸品まで、富山ならではの逸品を紹介します。(情報は取材時の内容です)

フォトブランケット「雨晴海岸から望む立山連峰」(Lサイズ11,000円)は縦約70cm、横約190cm
セーターや帽子など、ニット製品の製造、販売を手掛ける「スズニット」(南砺市)。生地に模様を織り込んで作る「ジャカード織り」の技術を生かして、県内の風景写真をニットで再現したブランケットを製造している。
2024年秋に発売した新作では高岡市の雨晴海岸を表現。8種類の糸を用いて巧みに織り上げている。富山湾の部分には光沢のあるラメ糸を使い、光の反射を表した。立山連峰は糸の濃淡や太さを変えて、雪や影を細かく描いた。迫力ある景色がまるで浮き出てくるようだ。

「五箇山合掌造りの雪景色」は縦、横約75cmのSサイズ(6,600円)もある
編み模様の部分に触れると繊細な凹凸が感じられる。「立体的な表現はニットならでは。ぜひ実際に手に取ってみてください」と企画営業部長の長澤吉将さん。県内の名所を身近に感じられる一枚は、ひざ掛けやストールとして使うのはもちろん、ベッドやソファに置くだけで空間を彩ってくれる。

ニットで作られた二次元コードが付いており、読み取るとブランケットの元となった名所の紹介ページへアクセスできる
撮影:南部スタジオ