富山県とconocoto編集室では、県内の小学生や中学生からカーボンニュートラルの取り組みを募集し、このたび優秀作品が決まりました。アクションの内容とともに、子どもたちが学んだことや思ったことを順次紹介していきます。

これからも代用肉を作ってみたい!

滝脇郁花さん(富山市・中学1年生)

   
 
日常生活ではあまりなじみの薄いカーボンニュートラルの取り組みをしたいと思い、鶏肉の代用肉を作ってみることにしました。世界の温室効果ガスの総排出量のうち、畜産分野由来は約14パーセントを占めています。家畜の飼料の生産や輸送、糞尿処理などで出る温室効果ガスは、鶏肉1キロあたり約4キロにもなるそうです。
輸入品ではなく、国産の材料を使うことで海外からの輸送にかかる二酸化炭素の排出量を減らすことができます。今回は国産大豆を使った豆腐を使いました。

絹ごし豆腐、木綿豆腐、焼き豆腐の3種類を用意し、まずは代用肉を準備します。

〈代用肉の作り方〉
①豆腐を食べやすい大きさに切る
②ラップで包み、2日間冷凍する
③電子レンジで解凍する
④水の入ったボウルに入れ、あら熱を取る
⑤冷めたら優しく水気を絞る

豆腐が崩れないように優しく水を切る
できあがった代用肉

3種類の代用肉でチキン風ナゲットを料理します!
 
3種類の代用肉を使ったチキン風ナゲットができあがりました。

チキン風ナゲットを食べ比べをしました。豆腐ごとに①見た目②食感③味の三つを採点します。

総合点は焼き豆腐は80点、木綿豆腐は65点、絹ごし豆腐は40点でした。焼き豆腐でできたチキン風ナゲットが一番本物の肉のようでおいしかったです。

代用肉は簡単にできるけど、少し手間がかかるので毎日作るのは大変です。だから休日に作ってみようと思います。地産地消もカーボンニュートラルにつながるので、もっと地元の食材を使いたいです。ほんの少ししか温室効果ガスを減らせないけど、取り組んでいきます。

母の友紀さん 実験をするように楽しみながら作っていました。市販の代用肉を使って料理をしたこともありますが、身近な材料でも作ることができるので家庭でも積極的に取り入れていきたいです。

コノコト編集室からのコメント
温室効果ガスに関するデータをしっかり調べていました。代用肉を作るだけではなく、食べ比べをすることで、より深みのある内容に仕上げていました。